◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 日本図書館情報学会 メールマガジン       No.055 (09/Oct/2002)            日本図書館情報学会事務局            email: muransky@asu.aasa.ac.jp            WWW: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/index.html ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ■目次 ◆JLA「図書館の自由」セミナーのお知らせ ◆事務連絡 なし ◆学会宛寄贈資料・受信文書の報告 ◆日本図書館情報学会最新情報 ◆毎度のエンディング・メッセージ -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆JLA「図書館の自由」セミナーのお知らせ      「図書館を利用する権利の法的位置付け:        図書館所蔵資料の閲覧請求を中心に」        講 師   奥 平 康 弘 氏     今年2月に確定した東大和市立図書館の『新潮45』閲覧禁止裁判で裁判 所は,公立図書館を憲法の保障する「知る権利」の枠組みの中には位置付けず, 図書館の設置者(地方公共団体)に大幅な提供制限の裁量権を認めました。  9月24日には,最高裁判所が柳美里さんの小説『石に泳ぐ魚』の公表差し 止めを認めました。しかし図書館への提供制限の請求については既に一審判決 (1999年6月)で斥けられ,確定しています。  アメリカ連邦裁判所は1992年に,公立図書館を利用する権利は情報を受け取る 権利の中心的位置を占めると判示しました(いわゆる「クライマー事件」)。 セミナーでは,これら米国の事例もふまえて,図書館と憲法が保障する権利との 関係性を論じていただきます。  皆さんといっしょに図書館界としての課題や対応を検討・論議したいと考えて います。 日 時:11月11日(月)午後6時15分〜8時30分 会 場:日本図書館協会2階研修室  東京都中央区新川1−11−14 地 図: 講 師:奥平 康弘氏 東京大学名誉教授(憲法) 主 催:日本図書館協会図書館の自由委員会(Tel:03-3523-0811) 参加費:500円(資料費込み) 申込み:氏名,所属,連絡先電話番号を記入し,     Fax(03-3523-0841)で,申し込んでください。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆学会宛寄贈資料・受信文書の報告 ◇雑誌・ニューズレター等 ・国立国会図書館図書館『国立国会図書館月報』No.498(2002.9) ・「学会センターニュース」 No.335(2002.9.20):各研究団体の催事情報ほか  ※催事情報の最新情報は,http://wwwsoc.nii.ac.jp/capj/index.html  ※ほかに,国際交流基金日本研究等研究招聘者リスト ・日本学会事務センター『SCIENTIA』No.21(2002.09)  ※遠藤織枝「中国湖南省の女文字:風土が育んだ女性たちの文化」,   高橋國太郎「複雑系の科学と未来への責任」,諸井勝之助「てんせい7:   シラカバ」,樋野興夫(編集顧問)「賎しからざりし精神」,   今野省造(専務理事)「日本の学会設立年を辿る(4)」 ◇報告書等 ・日本図書館研究会より:第2回国際図書館学セミナー「日中両国のライブラリ  アンシップの相互理解と発展のために」(2002年10月16日〜17日)要綱(予稿) ・日本図書館文化史研究会:「20周年記念研究集会・総会予稿集」 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆日本図書館情報学会最新情報(2002年10月9日現在) ・会員動向:     個人会員 674 (名誉会員 2 正会員 605 学生会員 67)     機関会員  60 (賛助会員 4 団体会員 56)     総計   734  ※正会員1名,学生会員2名 入会待ち ・電子メール関係:     メール版会報配信数  421 +     印刷版会報不要者数   35 /     メールマガジン配信数  71 / ・もっと最新の情報については下記URL「事務局日誌」をご参照ください。   -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆毎度のエンディング・メッセージ ・このメールマガジンは,擬似的なメーリングリスト機能を持たせたいと思っ  ております。メールマガジンそのものに関する議論に留らず,日本図書館情  報学会に関することや,図書館界や情報学全般に関する種々の話題に関する  議論や問題提起等をお待ちしております。 ・まだメールマガジン登録者数が多くありませんので,できるだけ情報がよく  回りますよう,メール転送等によって,ぜひほかの会員とも情報を共有して  ください。 ・このメールマガジンのバックナンバーは,以下にあります。   ■■