◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 日本図書館情報学会 メールマガジン    No.081 (11/Nov/2003)       日本図書館情報学会総務委員会       email: muransky@asu.aasa.ac.jp       WWW: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/index.html ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ■目次 ◆学会の後援する行事に関するおしらせ  筑波大学図書館情報学系・知的コミュニティ基盤研究センター主催  国際シンポジウム:ディジタル図書館とネットワーク情報社会における           知的コミュニティ (DLKC'04) ◆同志社大学司書課程HCD実行委員会より行事のおしらせ:  「インフォメーション・パワー」への招待:     同志社ライブラリアンズ・フォーラム2003 ◆日本教育学会よりおしらせ:  (1) 教育学関連学会共同公開研究会「教育基本法改正問題を考える」開催  (2) 報告書の頒布等 ----- ◆学会宛寄贈資料・受信文書の報告 ◆日本図書館情報学会最新情報 ◆毎度のエンディング・メッセージ -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆学会の後援する行事に関するおしらせ  筑波大学図書館情報学系・知的コミュニティ基盤研究センター主催  国際シンポジウム:ディジタル図書館とネットワーク情報社会における           知的コミュニティ (DLKC'04) 日本図書館情報学会では,下記の行事を後援いたします。 ふるってご参加ください。 日時:2004年3月2日〜5日 場所:筑波大学・春日キャンパス (茨城県つくば市) 主催:筑波大学図書館情報学系・知的コミュニティ基盤研究センター 協力:National Science Foundation (USA)    DELOS Network of Excellence on Digital Libraries (EU) 1990年代のインターネットの爆発的な発展により,我々の知識と情報の環境は 大きく変化してきました。この変化は学術情報からスタートし,企業活動に 広がるとともに多くの草の根利用者にまで広がってきました。電子政府や教育 ・学習におけるネットワーク利用が本格化することにより我々の知識情報環境 はさらに大きく変化し,かつこれからも変化し続けていくと思われます。こう した知識情報環境の変化は我々のコミュニティのあり方をも変えることになっ てきました。従来,コミュニティは地域や職域といった物理的な共通性の下に 形成されてきました。発達したネットワークによって支えられ,知的関心の共 通性の下に形成されるコミュニティ,すなわち知的コミュニティが今後さらに 大きくなり,その重要性が増していくと思われます。  ディジタル図書館を代表とするネットワーク上での知識と情報の共有と流通 の基盤は,知的コミュニティを支える重要な要素です。現在,ディジタル図書 館をはじめとして,ネットワーク上での知識と情報の蓄積や流通を支える情報 技術の研究開発が盛んに進められています。しかしながらこれまでの多くの研 究開発は,個人や個別の組織による情報発信と利用,イントラネットと呼ばれ る組織内ネットワークでの情報蓄積と共有に関するものにとどまっています。 そこで,本シンポジウムではネットワークによって変化するコミュニティや ネットワークによって作り出されるコミュニティ,またそうしたコミュニティ のための情報基盤としてのディジタル図書館に関し,多様な学際的視点から議 論することで,知的コミュニティを支える知識と情報の基盤に関する理解を深 め,今後の研究開発に有用な知見を生み出したいと考えています。  以上のような観点から活発な議論の場を作り出すため,この分野で活発な活 動を進めてきている研究者を招待するとともに,一般に論文を広く公募し, 招待講演とともに一般講演を行います。 会議のトピック * ディジタル図書館のための情報技術 * ディジタル図書館の構築,利用 * ネットワークを利用した知識と情報の流通および共有 * ネットワーク上でのコミュニティ形成とコミュニティ活動 * コミュニティのための情報技術 * ネットワーク社会における知識と情報の蓄積と保存 * その他,ディジタル図書館,知的コミュニティに関すること 招待講演者: * Daniel E. Atkins (University of Michigan, USA) * Thomas Baker (Fraunhofer-Gesellschaft, Germany) * Christine Borgman (UCLA, USA) * Yi-Tzuu Chien (WTEC, USA) * Jieh Hsiang (National Taiwan University, Taiwan) * 金出武雄 (Carnegie Mellon University, USA) * 神門典子(国立情報学研究所) * Carl Lagoze (Cornell University, USA) * 西田豊明(東京大学) * Peter Willett (University of Sheffield, UK) * Ian Witten (University of Waikato, New Zealand) * Wei Liu (Shanghai Library, China) シンポジウム組織 * シンポジウム組織委員会・委員長: 田畑 孝一 * シンポジウム実行委員会・委員長: 石井 啓豊 * プログラム委員会・委員長: 杉本 重雄 会議の言語は英語です。 シンポジウムの講演は3月3日〜5日に予定しています。 会議の参加登録などは12月頃から提供する予定です。 ご質問等:DLKC04 事務局      dlkc04-adm@slis.tsukuba.ac.jp , Fax: 029-859-1093 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆同志社大学司書課程HCD実行委員会より行事のおしらせ:  「インフォメーション・パワー」への招待:     同志社ライブラリアンズ・フォーラム2003 主催   同志社大学司書課程HCD実行委員会 日時   11月24日(月・振替休日) 午前10時から午後5時まで 場所   同志社大学今出川校地 明徳館1F(M1教室) 参加費  無料 参加申込 不要 テーマ  インフォメーション・パワー  <内容> 基調講演 渡辺信一氏(同志社大学文学研究科教授) 解説   インフォメーション・パワーと情報活用能力        平井むつみ氏(京都女子大学非常勤講師)ほか パネルディスカッション       1.日本のインフォメーション・パワーを検証する      2.生涯学習社会における情報リテラシー  詳細 http://www1.doshisha.ac.jp/~shisho/dlf2003.html 問い合わせ先 〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6 京都外国語大学 枝元益祐 infopower@mix.ne.jp (同志社大学司書課程HCD実行委員会) -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆日本教育学会よりおしらせ: (1) 教育学関連学会共同公開研究会「教育基本法改正問題を考える」開催          教育学関連15学会 共同公開研究会(第2回)    教 育 基 本 法 改 正 問 題 を 考 え る   ―教育理念・目的の法定化をめぐる国際比較― 日時:2003年11月15日(土)13:30-17:30(予定) 場 所:明治大学(駿河台キャンパス)    リバティー・タワー12階1123番教室 報 告:  教育理念・目的の法定化をめぐる問題と論点     青木宏治(日本教育法学会 高知大学)  教育理念・目的の法定化と国際教育法     荒牧重人(日本教育法学会 山梨学院大学)  教育理念・目的の法定化めぐる諸外国の状況   中国  :牧野 篤(日本社会教育学会 名古屋大学)   韓国  :馬越 徹(日本比較教育学会 桜美林大学)   ロシア :福田誠治(日本比較教育学会 都留文科大学)   ドイツ :前原健二(日本教育行政学会 東京電機大学)   フランス:池田賢市(日本教育制度学会 中央学院大学) 参加費  資料代として500円 主催 教育学関連15学会 連絡先 日本教育学会事務局     住所 113-0033 東京都文京区本郷2-29-3-3F     電話 03-3818-2505     FAX 03-3816-3898     email jsse@oak.ocn.ne.jp <共同公開研究会の趣旨> 教育基本法の改正問題が具体的な政治日程にかかげられるという重大な事態を まえに,私たち教育学関連15学会は,昨年末以降,共同して一連の公開シン ポジウム「教育基本法改正問題を考える」を開催してきました。3回のシンポ ジウムは,各学会内外から多くの参加者をえて,充実した内容のものとなりま した。 改正を提案した中央教育審議会答申(2003年3月20日)直後の改正法案 の国会上程は,先送りされましたが,総選挙後の特別国会への改正案上程も取 り沙汰されています。私たちはこのタイムラグを活用して,これまでのシンポ ジウムで出されてきた重要な論点や課題を,個別にさらに掘り下げて検討した いと考え,2回目の公開研究会を開催することにしました。  第1回は,「教育基本法改正問題を考える―制定過程をめぐる論点と課題―」 というテーマで,8月25日に開催しました。制定過程における,いわゆる 「押し付け論」をめぐる歴史的検証と,憲法・教育基本法制定と天皇制存続問題 との密接な関連の指摘など,研究会にふさわしい議論ができました。 今回のテーマは「教育基本法問題を考える―教育理念・目的の法定化をめぐる 国際比較」としました。愛国心や能力主義的な自己実現の教育目的への取り込み が提案されるなかで,教育目的の法定自体の意義と是非,法定目的の法効果など について,各国の教育目的規定を比較する国際比較の視点も入れて,検討を深め たいと思います。 多くの方々の参加を期待し,ご案内を申しあげる次第です。 (2) 報告書の頒布等 教育学関連15学会共同公開シンポジウム 「教育基本法改正問題を考える」 資料集・報告集 頒布のお知らせ  ※の   WWWリンクから,各集録の目次のページへとジャンプできます。 ☆資料集  教育基本法改正問題資料集 第一集 2002年12月  教育基本法改正問題資料集 第二集 2003年 3月  教育基本法改正問題資料集 第三集 2003年 8月 ☆報告集 報告集1 教育基本法改正問題を考える      ―中教審[中間報告]の検討― 2003年3月 <第1回シンポジウム(2002年12月開催)報告> 報告集2 教育基本法改正問題を考える      ―教育基本法の今日的意義― 2003年7月 <第2回シンポジウム(2003年3月開催)報告> 報告集3 教育基本法改正問題を考える      ―中教審答申の検討― 2003年8月 <第3回シンポジウム(2003年4月開催)報告> ☆編集・発行   教育学関連15学会 資料集・報告集のお申し込み先 連絡先 日本教育学会事務局     住所 113-0033 東京都文京区本郷2-29-3-3F     電話 03-3818-2505     FAX 03-3816-3898     email jsse@oak.ocn.ne.jp 頒価(送料別途)  教育基本法改正問題資料集 第一集 2002年12月 500円(残部僅少)  教育基本法改正問題資料集 第二集 2003年 3月 1000円(品切れ)  教育基本法改正問題資料集 第三集 2003年 8月 1000円  報告集1 教育基本法改正問題を考える      ―中教審[中間報告]の検討―(2003年3月) 500円 報告集2 教育基本法改正問題を考える      ―教育基本法の今日的意義―(2003年7月)  500円 報告集3 教育基本法改正問題を考える      ―中教審答申の検討―(2003年8月)     500円 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆学会宛寄贈資料・受信文書の報告 【編集委員会宛・書評用寄贈】 ・東京大学出版会『ターミノロジー学の理論と応用』  (岡谷大・尾関周二著,2003.11) 【報告書等】 ・日本図書館文化史研究会:『2003年度研究集会予稿集』 【定期刊行物】 ・アート・ドキュメンテーション研究会「アート・ドキュメンテーション通信」  No.59(2003.10.25)。 ・国立国会図書館『国立国会図書館月報』No.511(2003.10) ・大学図書館問題研究会「大学の図書館」Vol.22, No.8-9 =通巻357-8号  (2003.8-9) ・日本学会事務センター『SCIENTIA』No.34(2003.10).  ※安元健「フグ毒:その謎と毒を作るバクテリアのはなし」,山田家正  「人は石垣,人は城:地方小規模大学へのエール」,飯田益雄「科学技術   政策断想 その9」,諸井勝之助「てんせい20:竜飛岬」,樋野興夫  「先人の会話の『立ち聞き』」 ・日本学会事務センター「学会センターニュース」 No.348(2003.10.20):  各研究団体の催事情報,国際交流基金日本研究等研究招へい者ほか  ※催事情報の最新情報は,http://wwwsoc.nii.ac.jp/capj/index.html 【DM(email)】 ・(財)国際通信経済研究所「OECD通信白書2003(日本語版)」発行の案内 【その他】 ・独立行政法人 国立女性教育会館:利用案内一式 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆日本図書館情報学会最新情報(2003年11月11日現在) ・会員動向:   個人会員 691 (名誉会員 2 正会員 611 学生会員 78)   機関会員  58 (賛助会員 4 団体会員 54)   総計  749 ※正会員4名,学生会員1名入会審査待ち ・電子メール関係:   メール版会報配信数  464   印刷版会報不要者数  36   メールマガジン配信数 86 +4 (^O^)/ ・もっと最新の情報については下記URL「事務局日誌」をご参照ください。   -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆毎度のエンディング・メッセージ ・このメールマガジンは,擬似的なメーリングリスト機能を持たせたいと思っ  ております。メールマガジンそのものに関する議論に留らず,日本図書館情  報学会に関することや,図書館界や情報学全般に関する種々の話題に関する  議論や問題提起等をお待ちしております。 ・まだメールマガジン登録者数が多くありませんので,できるだけ情報がよく  回りますよう,メール転送等によって,ぜひほかの会員とも情報を共有して  ください。 ・このメールマガジンのバックナンバーは,以下にあります。   ■■