◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 日本図書館情報学会 メールマガジン    No.086 (11/Feb/2004)       日本図書館情報学会総務委員会       email: muransky@asu.aasa.ac.jp       WWW: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/index.html ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ■目次 ◆編集委員会からのお知らせ 【重要】 ◆国際シンポジウム  「ディジタル図書館とネットワーク情報社会における知的コミュニティ」 ----- ◆学会宛寄贈資料・受信文書の報告 ◆日本図書館情報学会最新情報 ◆毎度のエンディング・メッセージ -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆編集委員会からのお知らせ 【重要】  本年3月14日(日)から28日(日)の期間,『日本図書館情報学会誌』 の編集委員長(小田光宏,青山学院大学)が,海外出張のため不在となります。 これは,当学会が総力を挙げて取り組んでいる研究プロジェクト,LIPER (http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/liper/)の海外調査によるものです。 そのため,この期間に到着した原稿は,3月29日(月)以降の受け付けと なりますので,ご注意願います。また,この期間直前に受け付けた原稿に関 しても,その後の取り扱いが若干遅れることがあり得ます。ご投稿を予定さ れている会員には,ご迷惑をおかけいたしますが,ご理解賜りますよう,よ ろしくお願い申し上げます。  なお,この期間に,編集委員会に対してお問い合わせをいただく必要が生 じた際には,下記までお願い申し上げます。  〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40 日本大学文理学部  平野 英俊(編集委員)  Email: 【日本図書館情報学会事務局までお問い合わせください】  TEL: 03-5317-9714 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆国際シンポジウム  「ディジタル図書館とネットワーク情報社会における知的コミュニティ」 日本図書館情報学会の会員の皆様 来たる3月2日〜5日に国際シンポジウム 「ディジタル図書館とネットワーク情報社会における知的コミュニティ」 が筑波大学において開催されます。 (3/2には第25回ディジタル図書館ワークショップも開催されます。) 今年はディジタル図書館が本格的に研究されるようになってからほぼ10年。 今回のシンポジウムではディジタル図書館研究で中心的役割を担ってきた 研究者を招いて、今後のディジタル図書館と知的コミュニティの研究活動の 発展をめざし、多くの議論が交わされます。 このような豪華メンバーが揃うことはめったにありません。 ぜひとも皆様にもご参加いただき、議論に加わっていただければと思います。                        筑波大学図書館情報学系                        宇陀則彦 -------- DLKC'04 International Symposium on Digital Libraries and Knowledge Communities in Networked Information Society 国際シンポジウム: ディジタル図書館とネットワーク情報社会における知的コミュニティ 日時:2004年3月2日〜5日 場所:筑波大学・春日キャンパス・講堂 主催:筑波大学 協力:National Science Foundation (USA)    DELOS Network of Excellence on Digital Libraries (EU) 後援:日本図書館情報学会 参加無料 参加登録: http://www.kc.tsukuba.ac.jp/dlkc/ 1990年代のインターネットの爆発的な発展により,我々の知識と情報の環境は 大きく変化してきました。この変化は学術情報からスタートし,企業活動に広 がるとともに多くの草の根利用者にまで広がってきました。電子政府や教育・ 学習におけるネットワーク利用が本格化することにより我々の知識情報環境は さらに大きく変化し,かつこれからも変化し続けていくと思われます。こうし た知識情報環境の変化は我々のコミュニティのあり方をも変えることになって きました。従来,コミュニティは地域や職域といった物理的な共通性の下に形 成されてきました。発達したネットワークによって支えられ,知的関心の共通 性の下に形成されるコミュニティ,すなわち知的コミュニティが今後さらに大 きくなり,その重要性が増していくと思われます。  ディジタル図書館を代表とするネットワーク上での知識と情報の共有と流通 の基盤は,知的コミュニティを支える重要な要素です。現在,ディジタル図書 館をはじめとして,ネットワーク上での知識と情報の蓄積や流通を支える情報 技術の研究開発が盛んに進められています。しかしながらこれまでの多くの研 究開発は,個人や個別の組織による情報発信と利用,イントラネットと呼ばれ る組織内ネットワークでの情報蓄積と共有に関するものにとどまっています。 そこで,本シンポジウムではネットワークによって変化するコミュニティやネッ トワークによって作り出されるコミュニティ,またそうしたコミュニティのた めの情報基盤としてのディジタル図書館に関し,多様な学際的視点から議論す ることで,知的コミュニティを支える知識と情報の基盤に関する理解を深め, 今後の研究開発に有用な知見を生み出したいと考えています。 基調講演 ・Daniel E. Atkins: アメリカ・ミシガン大学School of Information・教授(前Dean) ミシガン大学のSchool of Information and Library Studiesを School of Informationに改組したときのDean。米国科学財団(NSF)による Cyberinfrastructureに関するレポートをまとめたBlue-RibbonAdvisory Panel の委員長のほか、アメリカにおけるディジタルライブラリ分野の代表的研究  者。DLI-1(Digital Library Initiative)でも中心的役割を担った。 http://intel.si.umich.edu/cfdocs/si/courses/people//faculty-detail.cfm?passID=2 招待講演 ・Christine Borgman: アメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校・Graduate School of Education and Information Studies・教授。 http://polaris.gseis.ucla.edu/cborgman/ ・Y.T. Chien(WTEC, USA): アメリカ・世界技術評価センター・副所長 (元米国科学財団・情報知識システム部門・部門長) http://webpageincorporated.com/wtec/yt.htm ・金出武雄: アメリカ・カーネギーメロン大学・ロボティックス研究所・教授(前所長) http://www.ri.cmu.edu/people/kanade_takeo.html ・Peter Willett: イギリス・シェフィールド大学・Department of Information Studies・教授 http://www.shef.ac.uk/uni/academic/I-M/is/people/willett.html ・John Bertot: アメリカ・フロリダ州立大学・School of Information Studies・準教授 http://slis-two.lis.fsu.edu/~jcbertot/ ・西田豊明: 東京大学・情報理工学系研究科・教授 http://www.kc.t.u-tokyo.ac.jp/~nishida/index-j.html ・Carl Lagoze: アメリカ・コーネル大学・Department of Computer Science・上席研究員 http://www.cs.cornell.edu/lagoze/ ・Ian Witten: ニュージーランド・ワイカト大学・Department of Computer Science・教授 http://www.cs.waikato.ac.nz/~ihw/ ・David Seaman: アメリカ・Digital Library Federation・ディレクター http://www.diglib.org/about/dlfod.htm http://www.diglib.org/ ・神門典子:国立情報学研究所・教授 http://research.nii.ac.jp/~kando/index-j.html ・Jieh Hsiang: 台湾・国立台湾大学・Department of Computer Science・教授 http://www.csie.ntu.edu.tw/~hsiang/hsiang.html ・Thomas Baker:ドイツ・フラウンホーファー協会・グループリーダー http://delphi.bi.fhg.de/metalog/contact.html http://www.dlib.org/dlib/july03/authors/07authors.html ・Wei Liu: 中国・上海図書館・電子図書館研究所・所長 http://www.library.sh.cn/english/publication/Articles/2003428d.htm 招待パネリスト ・Stuart Weibel: アメリカ・OCLC・上席研究員 http://staff.oclc.org/~weibel/ ・Ee-Peng Lim: シンガポール・ナンヤン工科大学・School of Computer Engineering・準教授 http://mandolin.cais.ntu.edu.sg/~aseplim/ ・Hsueh-hua Chen: 台湾・国立台湾大学・Department of Library and Information Studies・教授 http://www.lis.ntu.edu.tw/main/faculty_eng_sherry.htm ・Edie Rasmussen: カナダ・ブリティッシュコロンビア大学・ School of Library, Archival and Information Sctudies, 教授兼ディレクター http://www.slais.ubc.ca/PEOPLE/faculty/faculty-contact.htm#rasmussen ・David Robins: アメリカ・ピッツバーグ大学・School of Information Sciences・助教授 http://robins.sis.pitt.edu/ ・神門典子:国立情報学研究所 http://research.nii.ac.jp/~kando/index-j.html -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆学会宛寄贈資料・受信文書の報告 【案内,その他】 ・東方学会より,第37回国際アジア・北アフリカ研究会(ICANAS-37)の通知。    【定期刊行物】 ・国立国会図書館『国立国会図書館月報』No.514(2004.1) ・国立情報学研究所「NII News」No.20 (2004.1) ・大学図書館問題研究会「大学の図書館」Vol.23, No.1 =通巻362号(2004.1) ・日本学会事務センター「学会センターニュース」 No.351(2004.1.20):  各研究団体の催事情報,国際交流基金日本研究等研究招へい者  ※催事情報の最新情報は,http://wwwsoc.nii.ac.jp/capj/index.html -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆日本図書館情報学会最新情報(2004年2月11日現在) ・会員動向:   個人会員 694 (名誉会員 2 正会員 613 学生会員 79)   機関会員  58 (賛助会員 4 団体会員 54)   総計   752 ・電子メール関係:   メール版会報配信数  471   印刷版会報不要者数  36   メールマガジン配信数 92 ・もっと最新の情報については下記URL「事務局日誌」をご参照ください。   -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆毎度のエンディング・メッセージ ・このメールマガジンは,擬似的なメーリングリスト機能を持たせたいと思っ  ております。メールマガジンそのものに関する議論に留らず,日本図書館情  報学会に関することや,図書館界や情報学全般に関する種々の話題に関する  議論や問題提起等をお待ちしております。 ・まだメールマガジン登録者数が多くありませんので,できるだけ情報がよく  回りますよう,メール転送等によって,ぜひほかの会員とも情報を共有して  ください。 ・このメールマガジンのバックナンバーは,以下にあります。   ■■