◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 日本図書館情報学会 メールマガジン       No.E01 (16/Jul/2000)            日本図書館情報学会事務局 (事務局長 村主朋英)               email: muransky@asu.aasa.ac.jp               WWW: http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/~jslis/ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇   *** 今回はだいぶ長大ですが,次号からはもっと簡潔にします *** ■目次 ◆序言:メールマガジン実験開始のおしらせ ◆他団体の行事に関するご案内 ◇(1)日本図書館協会より:第86回全国図書館大会のおしらせ ◇(2)情報処理学会(情報システムと社会環境研究会),およびエスノ     メソドロジー・会話分析研究会の共催による行事のおしらせ ◆学会宛寄贈資料のご報告 ◆事務連絡 ◇(1)ご意見をどうぞ ◇(2)投稿募集 ◇(3)情報提供を依頼した団体について ◇(4)事務局用語集 ◆日本図書館情報学会最新情報 ■付録(別ファイル)一覧 ◆付録1:学会宛寄贈資料目録(1999年4月〜2000年6月累積版) ◆付録2:情報提供を依頼した団体一覧 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆序言:メールマガジン実験開始のおしらせ ・最初の1歩  今期事務局の責任範囲である2002年3月までの限定で,メールマガジン発行の 実験を行うことになりました。  発端となったのは,事務局に入力される情報のうち,会員が共有してもよい はずなのに,会報等でおしらせできないものが多くあったということです。た とえば,他団体から行事案内をいただき,会報に掲載しようにも次号が出る頃 にはその行事は終わっている,ということが何度もありました。このメールマ ガジンは,まずはそうした情報をお伝えするメディアとして企画しました。 ・将来を見据えて  しかし,将来への布石となるプロジェクトでもあります。  従来から,学会誌・会報といった印刷刊行物のほか,WWWやメーリングリス トを用いて学会情報の流通を向上させようという案が各方面から出されてきま した。広報委員会の努力によりWWWは充実し,一方,事務局業務の効率化も視野 に入れて,会報のメール版を発行してきましたが,メーリングリストはなかな か実現しないまま今日にいたりました。  メール版会報に関するアンケートを1999年6月に行いましたが,その際にも メーリングリストへの要望があることを確認できました。しかし,一方で,運 営に関する懸念も多く出されました。とりわけ,質の維持の難しさから,変に 盛り上がっておかしくなったり,逆に全く沈滞するかもしれない,という両極 端の予想が示されており,躊躇するところです。(アンケート結果の詳細は, http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/mm/mailq-i.html を御覧ください)  そこで,当面はメールマガジンという「一方通行メディア」を発行すること により,ある程度コントロールされた形で出発することにしました。まずは, 事務局からの情報提供を補完するとともに,投稿欄を設けて,会員間の情報交 換・意見交換のための一助としたいと思います。この実験が成功すれば,いず れはスムーズにメーリングリストへと移行できるのではないかと思います。  なお,メール版会報の配信ルートを用いると,ただでさえ長大なメール版会 報に困惑している一部の会員の方に,余計な迷惑をおかけすることになりま す。そのために,面倒でもあらためて希望者を募って配信することにいたしま した。会員の半数であるメール版会報受信者のうち,さらに数少ない方がこの メールマガジンの講読者となりますが,よりよい内容を準備することが「部数 拡大」につながるものと信じて努力したいと思います。 ・編集方針  いまのところ,他団体からの行事案内と,学会宛寄贈資料の目録,そして皆 様からの投稿欄という3本柱を内容としたいと考えております。  当学会の重要事項は,会報に載せるべきものですので,速報をこちらに掲載 することは今のところ考えておりません。また,それ以外も,積極的に情報収 集するのではなく,消極的・受動的な態度で臨みたいと思います。図書館界や 情報学関連の行事の網羅的な案内は日本図書館協会のWebページやメールマガ ジン(7月から会員限定となりましたが)等の既存のメディアにて十分に満たされ ているものと思います。また,図書館情報学関連の出版物については,当学会 の作成している文献目録や他団体作成のものにお任せして,これも寄贈資料の みに限りたいと思います。このほかには,図書館情報学関係のWWWページ・ウォ ッチャーというのもおもしろいのですが,いかんせん,ものぐさな私一人では 不可能ですので,協力者をお待ちしたいところです。  当面はこのような方針で始め,できるだけ月刊を目指しますが,情報次第で は休まざるをえないと思われます。ぜひ,情報収集に御協力いただきたく存じ ます。  また,内容や方針そのものについても,忌憚ないご意見を頂戴したいと思っ ております。実験の行く末のすべては,参加された皆様方の主体的な参与に かかっております。よろしくお願いいたします。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆他団体の行事に関するご案内(1) ◇日本図書館協会より:第86回全国図書館大会のおしらせ     ※常任理事会で承認を受けましたので,この行事については次号会報      でも簡単にご案内します               記 名称:第86回全国図書館大会 主催:(社)日本図書館協会,沖縄県,沖縄県教育委員会          那覇市,那覇市教育委員会,沖縄県図書館協会 大会日程:平成12年10月25日(水)13:00〜27日(金)12:00 場所:沖縄県那覇市  沖縄県立武道館ほか 問合せ先:平成12年度(第86回)全国図書館大会実行委員会事務局        (沖縄県立図書館内 TEL.098-834-1218) 参加申込み先:JTBコンベンションサポートセンター        「全国図書館大会」担当デスク         (TEL:092-751-2102 FAX:092-751-4098) JLAのURL:http://wwwsoc.nacsis.ac.jp 沖縄県立図書館のURL:http://library.pref.okinawa.jp (大会案内は沖縄県立図書館のHPにあります) 参加予定:2,000人(内:県内 600人〜700人)程度 日程詳細:     1日目:開会式,全体会,2日目:分科会,3日目:全体会,閉会式 分科会(2日目): @公共図書館 @        G障害者サービス          A公共図書館 A        H図書館の自由          B大学図書館          I職員問題          C短大・高専図書館       J資料保存          D学校図書館          K図書館員養成          E専門図書館          L図書館と出版流通          F児童・青少年サービス     M図書館利用教育 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆他団体の行事に関するご案内(2) ◇情報処理学会(情報システムと社会環境研究会),およびエスノメソドロジー  ・会話分析研究会の共催による行事のおしらせ     ※この行事についても次号会報でも簡単にご案内します          -------------------------      システム・デザインの社会的文脈         〜 エスノメソドロジーと情報システム 〜  システム(もしくはあらゆる種類の道具)は,人々のいる環境において用い られており,いかなる環境も社会的な特徴を持っています。人々がそうした環 境において用いるシステムをデザインするには,HCIの関心の対象である認知 的な問題だけでなく,社会的領域も考慮に入れることが必要です。こうした見 地から,欧米ではCSCWを中心として,情報システムのデザインにおいて考慮す べき環境の社会的特徴を理解する方法として,社会学における一つのアプロー チであるエスノメソドロジーを取り込んだ研究開発が進んでいます。そこで, その先駆的研究者であるWes W. Sharrock教授(マンチェスター大学社会学部) をお招きし,エスノメソドロジーのアプローチの概略と,これをいかにして情 報システムに生かすことができるのか,どのような研究協力関係が望ましいの かなどについて具体的にお話していただく予定です。  本講演会は,情報システムのデザインへのエスノメソドロジーの適用方法や その現状,さらには今後の展開を探る上で絶好の機会です。Sharrock教授との 意見交換の場としてフリーディスカッションの時間や懇親会も予定しています。 皆様,どうぞ奮ってご参加下さい。               記 名称   システム・デザインの社会的文脈         〜 エスノメソドロジーと情報システム 〜 開催主体 (社)情報処理学会 情報システムと社会環境研究会      および エスノメソドロジー・会話分析研究会 (共催) 日程   平成12年9月6日(水) 13:00〜18:00 会場   東洋大学 白山キャンパス スカイホール(東京都文京区) 参加費  IS研究会登録会員および情報処理学会員 無料         一般        1,000円         一般学生       500円         懇親会参加費    2,000円(参加者一律) 申込締切 定員(100名)になり次第*      *余裕がある場合は当日受付もいたしますが,確実に席を確保され       るために参加申込されることをお勧めいたします。申込状況など       はhttp://www.wat.soft.iwate-pu.ac.jp/ipsj-is/をご参照願い       ます。 申込方法 お名前,ご所属,ご連絡先,懇親会参加有無等を記載し,      e-mailまたはFAXにてお申込下さい。 申込先  E-mail:   【emailアドレスは日本図書館情報学会事務局にお問い合わせ下さい】      FAX: 048-858-3638 照会先:内木哲也(埼玉大学教養学部)      E-mail: Tel/Fax 048-858-3638   【emailアドレスは日本図書館情報学会事務局にお問い合わせ下さい】 学会事務局付記:この情報を仲介された池谷のぞみさんからは,情報学の 文脈でも,Annual Review of Information Science and Technology の Vol.33(1998)において,CSCW(Computer Supported Cooperative Work)を とりあげているとの補足がありました。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆学会宛寄贈資料のご報告  日頃,日本図書館情報学会事務局宛に,多くの資料のご寄贈をいただいてお ります。そこで,メールマガジンの主要記事として,学会宛寄贈資料のご報告 を行うこととしました。  なお,次号からは新着分の目録をお届けする予定ですが,今回はこれまで1年 3ヶ月に累積したもののリストを付録の形でお送りします。(■付録1)  書評依頼を伴うものは編集委員会に回送し(今期これまでに2冊ありました), 一部は文献目録委員会に回送して図書館情報学文献目録の資料として活用して います。しかし,残る大半は単に事務局で保管するだけとなり,事務局に図書 館機能が許されていない以上,いずれは廃棄されることになります。日本図書 館協会のように自前の建物があればだいぶ事情がかわるのでしょうが,たとえ 永久保存を行うようにしたとしても,全国の会員の方に利用していただくこと は困難です。  この問題の改善のために,何か策はないものでしょうか。たとえば,寄贈資 料の管理や貸出業務を引き受ける委員を設けるといったことも考えられます が,現在は,きちんとしたファイリングもできていない状況です。  ここは一つ,会員のみなさん,とくにメールマガジン実験の参加者各位に ご意見をお願いしたいと思います。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆事務連絡 ◇(1)ご意見をどうぞ  序言でも書きましたが,このメールマガジンは実験段階ですので,参加され た皆様方の主体的な参与をお願いいたします。内容や方針,あるいはメールマ ガジンというメディアそのものについてのご意見をお待ちしております。あま りご意見がないようなら,またアンケートをお願いすることになります。(^_^)  なお,ご意見をお書きになるときに,できれば「投稿」という形をお選びい ただき,会員間での議論の一助としていただければ幸いです。 ◇(2)投稿募集  このメールマガジンは,擬似的なメーリングリスト機能を持たせたいと思っ ております。いったん事務局による編集工程が入ってしまうのですが,もちろ ん言論統制はいたしません。問題はタイムラグだと思いますが,投稿が重なっ た場合は発行頻度を増やすなどの工夫をしますので,よろしくお願いいたしま す。  もちろん,上述のような,メーリングリストそのものに関する議論に留ら ず,図書館界や情報学全般に関する種々の話題に関する議論や問題提起等をお 待ちしております。  メールマガジンで閉じるのがもったいないような場合には,これをステップ に,学会誌や会報への投稿をなさることをお勧めします。 ◇(3)情報提供を依頼した団体について  このメールマガジンの第一の意図は,他団体からの行事案内をお伝えするこ とにあります。  メールマガジン実験開始にあたって,まず,日頃,当学会に行事案内をお送 りくださる団体にあらためてご案内しました。そのほかに,やや欲張って,当 学会との共通関心事項のありそうな諸団体にも案内をお送りしました。  付録に,今回案内をお送りした団体の一覧を添付します(■付録2)。図書館 学・情報学全般の団体・機関,館種・主題ごとの団体,周辺領域とに分けてリ ストしてあります。  とりわけ周辺領域に入っている団体に関しては異論もあるのではないかと思 います。また,とくに地域ごとの団体はすべて割愛していることも問題かもし れません。そして,最大のポイントは,メールアドレスを事務局が把握してい るところ以外は一切除外しているということです。メールアドレスのない団体 にも書面で案内を送るべきでしょうが,ちょっと創刊を急いだため,まだ対応 しておりません。  こういった事情で,いろいろと遺漏もあるでしょうし,異論もおありだと思 います。そこで,この点についても,ご意見もいただきたいと思います。また 各団体の連絡先についても,情報をいただければ幸いです。 ◇(4)コラム:事務局用語集  事務局長を引き受けて,1年3ヶ月が経過しました。その間に覚えた言葉, あるいは自分で勝手につくった言葉のうち,会員間での理解が広まっていない かもしれないものを中心に,随時,解説したいと思います。  今回は,基本用語である「事務局」「今期・前期・次期」「会計年度」を とりあげます。   事務局:常任理事の一人が事務局長となり,その下に事務局が組織され     ますが,長らく事務局の組織は事務局長1名と事務職員1名の2名だけ     という形が続いています。そのために,「じむきょく」とは事務局     長である常任理事のことなのか,事務処理を行う担当者のことなの     か,曖昧です。なお,事務職員はアルバイト勤務であるため,事務     局長もけっこう細かな雑務を行っています。     会員の中から「総務委員」を指名し,分担を図ることが以前から提     案されています。なかなか難しいところもありますが,電子メール     を用いた事務効率化が著しく進展していますので,いずれはそれが     可能になると信じて,日々雑務に追われているところです。   今期・前期・次期:日本図書館情報学会の役員の任期は3年です。これ     に伴い,事務局も,3年単位で「今期...」等と称しています。     今期は,1999年4月から2002年3月までです。   会計年度:4月から翌年3月です。間違えて12月〜1月に自主的に年会費を送     金する方も見られますが,もっと問題なのは,1月や2月に入会される     と残る数ヵ月のために1年分の年会費を払うことになるという点です。     学会誌は入会日時に関係無く,当該年度のものを全部もらえますが,     行事参加その他の会員としての権利のうち,行使できないものがいく     つか生じます。1月以降の入会申込みや照会については,受理した段階     でいちいち意向を確認していますが,12月以前の場合はご了承いただ     くしかありません。逆に,4月以降の退会は,遡って前年度3月末の退     会として扱うことがあります。しかし,新年度が本格的に始まり,と     くに新年度の学会誌を送った後の扱いは微妙です。     (なお,学会誌は,各年度,各巻の第2号〜次の巻の第1号までが対応     します。年度末で退会された場合は各巻第1号が最後に送られますが,     これを「退会届が受理されていない!」と勘違いして,返送される     方もよくおられます) -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◆日本図書館情報学会最新情報 ・会員数:(2000年7月12日現在)     個人会員647 (名誉会員 3 正会員 581 学生会員 63)     機関会員58 (賛助会員 4 団体会員 54)     総計705 ※入会申請中:正会員1・学生会員1・団体会員1 ・今後の予定:(2000年7月16日現在)  2000年9月12日(火):国立情報学研究所における研修セミナー         (詳細は2000年7月下旬発送予定の会報No.98にて)  2000年11月18日(土)〜19日(日):第48回研究大会(東京・亜細亜大学)  2000年11月19日(日):2000年度第2回理事会(東京・亜細亜大学)  2000年11月19日(日):臨時総会(東京・亜細亜大学)  学会誌 年4回発行(計画=6月,9月,12月,3月)  会報  年4回発行(済み=4月,6月,今後の予定=7月,12月) ・最新情報は随時,「事務局日誌」に掲載しております。    http://www2.aasa.ac.jp/~muransky/jslisod.htm ■■