◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 日本図書館情報学会 メールマガジン    No.136 (2007/6/18)       日本図書館情報学会総務委員会       email: jslis-info@slis.tsukuba.ac.jp       WWW: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/index.html ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ■目次 ◆第14回医学図書館員基礎研修会 ご案内 ◆アート・ドキュメンテーション学会2007年度年次大会 ◆国立国会図書館件名標目表(NDLSH)2006年度版を公開 ----------------------------- ◆第14回医学図書館員基礎研修会 ご案内  第14回医学図書館員基礎研修会は中国・四国地区が担当し、下記のとおり開催いた しますのでご案内いたします。皆さまのご参加をお待ちいたしております。     記 主催  特定非営利活動法人 日本医学図書館協会 協賛  日本薬学図書館協議会 会期  2007年8月1日(水)〜8月3日(金) 会場  岡山大学鹿田キャンパス  テーマ 「学術情報のマネジメント力をつける」 内容  ヘルスサイエンス図書館員に必要な基礎的知識と技能の習得 【第1日 8月1日(水)】 10:30〜12:00 基調講演:太田吉夫 教授(岡山大学病院医療情報部)            「間違った医療の歴史:なぜEBMは必要か」 13:00〜14:00 講義1:図書 花川久美江(広島大学図書館医学分館) 14:10〜15:10 講義2:相互貸借 金子尚登(鳥取大学附属図書館医学部分館) 15:30〜17:00 グループ別討議1 17:30〜19:00 懇親会 【第2日 8月2日(木)】 9:30〜10:50 講義3:JMLAの活動 土佐智義(広島大学図書館医学分館、JMLA理事) 11:00〜12:30 講義4:接遇研修 株式会社キャリアプランニング 13:30〜14:30 講義5:雑誌 井内義寿(香川大学附属図書館:国立大学図書館                    協会中国四国地区協会)       15 :00〜17:00 グループ別討議2 【第3日 8月3日(金)】 9:30〜10:30 講義6:情報リテラシー教育 大瀧博久(島根大学附属図書館医学分館) 10:40〜11:40 講義7:患者サービス 橋田圭介(高知医療センター図書室) 13:00〜14:30 グループ討議発表 14:40〜15:30 まとめ・修了証書授与・閉会式 参加資格 ヘルスサイエンス図書館に勤務する方      ヘルスサイエンス情報専門職を目指す方      経験の浅い方向けの内容ですが、経験年数は問いません。 参加費 全日参加(参加者1名あたり) JMLA・JPLA会員4,000円、一般6,000円 原則的には全日程参加が義務付けられていますが、業務上一部のみしか参加 できない場合は予め実行委員会にお問い合わせ下さい。 申込方法 参加申込書をメール添付、FAX、または郵便でお送りください。 申込及び問合せ先   〒700-8558 岡山市鹿田町二丁目5番1号       岡山大学附属図書館鹿田分館内       第14回医学図書館員 基礎研修会実行委員会事務局 E-mail:fcg7053@adm.okayama-u.ac.jp TEL&FAX:086-235-7050 申込締切 2007年7月2日(月)必着 ホームページ 申込書・最新情報は日本医学図書館協会HPに掲載されています。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/event/kiso/kiso.html ----------------------------- ◆アート・ドキュメンテーション学会2007年度年次大会 2007 Annual Conference of JADS: Japan Art Documentation Society ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ シンポジウム 発現するドキュメンテーション 蓄積と検索から表現へ Documentation as apparition: from storage and retrieval to 'expression' ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 主催:アート・ドキュメンテーション学会/国立新美術館 6月23日(土)シンポジウム[第53回研究会] 於,3階講堂 6月24日(日)公募研究発表会[第54回研究会] 於,3階研修室        第18回(2007年度)総会 於,3階研修室        国立新美術館情報資料関連施設見学会[第39回見学会] ■詳細・申込み>> http://www.jads.org/  収集し組織化してクエリー(query、問い合わせ)を待つ、クエリーが投げかけら れなければ、動かない:動き出さないデータベース、ではなく、集積され組織化され るもの、それ自体:総体が、自ら発現し表現をめざすようなドキュメンテーション。 観る者が、集積の個々と全体を把握しつつ感応できるようなドキュメンテーション、 は可能か、意味はあるか。2007年1月誕生の5番目の国立美術館、国立新美術館にお いて、アート・ドキュメンテーションのあらたな可能性に向けて「発現(apparition)」 をキーワードにシンポジウムを開催いたします。 -------------------------------------------------------------------------- イントロダクション  発現=apparitionは、オディロン・ルドンの作品題名(出現ないし顕現の訳が多い) から想を得ています。薄暗い空間から立ち現れる、出現する何かのイメージをドキュ メンテーションされたものの総体から、例えば大図書館あるいは綿密精緻な手業に なるカードの大群から感じとることはないでしょうか。一冊の図書を一枚の葉に、 棚を枝に、書架を一本の樹木に喩えれば、図書館は森厳な森となり、森の暗闇から 木霊がささやきかける。  図書館に見られるドキュメンテーションされた総体は、常に「場所の感覚」(ト ポス)を抱え、近づく者を包み、インスピレーション(連想)を与えてきました。  今日、最大の知識空間であるWebの世界を検索するとき、そこにドキュメンテー ションされた総体を感じることはありません。あるのは、白々とした画面の中央に 口を空けて問い合わせを待つボックスばかりです。しかも、語(word)としてクエ リーを投げかけなければ、その場は動き出さない。予感を与えることすらないこの 白い画面を前に、立ちすくむような、漠然とした恐れを感じたことはないでしょう か。  検索という行為は、外界にあるものへのアプローチの以前に、まず自己の内面、 記憶への問いかけから始まります。「頭に釣り糸を垂らす」(宮崎駿)ことで、外 界への問い合わせに用いる語なり、フレーズ、あるいは形にはならない予感の始ま りを手繰り寄せてくる、つまり、求めるものを「想起」する行為が始点にあります。  「想起」を誘うドキュメンテーション、検索者に予兆を与えて動き出すような 「発現」するドキュメンテーションを考えたいと望みました。白々とした画面を膜 として、「想起」と「発現」の二つのベクトルが交差する、そんなドキュメンテー ションとそのアクセスは可能か、意味はあるか?  今回、このようなテーマにご賛同いただいた4名のパネリストのみなさん、そして フロアの出席の方々とともに、予定調和的ではなく、新しいドキュメンテーション の可能性を模索するシンポジウムになることを願っています。(大会実行委員長 水谷) -------------------------------------------------------------------------- 6月23日(土)[開場13:00] 3階講堂 13:30-13:45 主催者挨拶:国立新美術館 館長 林田英樹        アート・ドキュメンテーション学会 会長 高山正也 シンポジウム 発現するドキュメンテーション 蓄積と検索から表現へ                            [JADS第53回研究会] 13:45-14:00 イントロダクション/水谷長志:独立行政法人国立美術館情報企画室長 14:00-14:30 ●安斎 利洋:システムアーティスト       「カンブリアンゲーム──作動するテクスト」 14:30-15:00 ●前田富士男:慶應義塾大学文学部教授、同大学アート・センター所長       「メタファーとカップリング──アート・アーカイヴにおける時空間」 15:00-15:30 ●丸川 雄三:国立情報学研究所特任准教授、独立行政法人国立美術        館情報企画室客員研究員       「連想がつなぐ文化財の情報発信」 15:30-16:00 ●金子 郁容:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、同大学        湘南藤沢メディアセンター所長       「想起する街−図書街プロジェクト」 16:00-16:30 休憩 16:30-17:30 パネルディスカッション        司 会  :水谷長志        パネリスト:安斎利洋、前田富士男、丸川雄三、金子郁容 17:30    閉会 18:30-    懇親会 6月24日(日) [開場9:30] 3階研修室 公募研究発表会[JADS第54回研究会] 10:00-10:30 ●奥本素子(総合研究大学院大学)        「デジタルアーカイブの公開と活用―教育普及活動へのデジタル         アーカイブの活用と課題」 10:30-11:00 ●長屋俊(2006年東近美インターン・独立行政法人日本原子力研究         開発機構)         吉川恵子(2006年東近美インターン・慶應義塾大学大学院)         水谷長志(独立行政法人国立美術館)        「展覧会カタログに関する言説の系譜的研究の試み」 11:00-11:30 ●森仁史(山鬼文庫)         堀越洋一郎(武蔵野美術大学)        「日本の美術雑誌―永遠の経過報告」 11:30-12:00 ●波多野宏之(駿河台大学)        「アート・ドキュメンテーションの教育と研修−大学院レベルでの         現職研修の可能性を求めて」 12:15-    第18回(2007年度)総会 14:30-    国立新美術館情報資料関連施設見学会[JADS第39回見学会] 15:30頃    散会 -------------------------------------------------------------------------- □独立行政法人国立美術館 国立新美術館  http://www.nact.jp  〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2  東京メトロ千代田線乃木坂駅6出口(美術館直結)  東京メトロ日比谷線六本木駅 4a出口から徒歩5分  都営地下鉄大江戸線六本木駅 7出口から徒歩4分 ■詳細・申込み アート・ドキュメンテーション学会HP http://www.jads.org/  【6/15まで】にお申し込み下さい  (JADS会員の方には申込みはがきをお送りしていますが、はがきが届いていない  方や無くされた方は、HPからお申込み下さい。) ■参加費 資料代 1,000円(会員は無料) [メール広報2.0] ----------------------------- ◆国立国会図書館件名標目表(NDLSH)2006年度版を公開 国立国会図書館は、6月15日にNDLSH2006年度版を公開しました。 NDLSHは、国立国会図書館蔵書検索・申込システム「NDL-OPAC」での 利用をはじめとして、主題アクセスの主要な手段となっています。 2004年度から、シソーラス化(「を見よ」参照・「をも見よ」参照・ スコープノートの充実)、細目の運用基準の明確化、日本十進分類法 新訂9版分類記号の付与などの改善作業に着手し、2006年9月に作業を 終了しました。 今回公開するNDLSH2006年度版は、この作業結果と2007年3月末までに 新設・標目訂正・削除された件名を反映したものです。PDFファイル による一般提供のほか、TSV形式のテキストデータでの実験的提供も 行っています。詳細は、下記のページでご確認ください。 <http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/ndl_ndlsh.html> なお、既に2005年度版のテキストデータを御利用中の方が2006年度版 テキストデータの入手を希望される場合も、改めて申請していただく 必要があります。御手数ですが、上記ページ末尾の申請書にてお申込 ください。 ----------------------------- ・このメールマガジンは,擬似的なメーリングリスト機能を持たせたいと思っ  ております。メールマガジンそのものに関する議論に留らず,日本図書館情   報学会に関することや,図書館界や情報学全般に関する種々の話題に関する   議論や問題提起等をお待ちしております。 ・まだメールマガジン登録者数が多くありませんので,できるだけ情報がよく  回りますよう,メール転送等によって,ぜひほかの会員とも情報を共有して   ください。 ・このメールマガジンのバックナンバーは,以下にあります。   ■■