日 本 図 書 館 情 報 学 会 会 報 No.121 2006年6月 日本図書館情報学会事務局 〒305-8550 筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
内 Tel&Fax:029-859-1380 E-mail:
jslis-info@slis.tsukuba.ac.jp 学会ホームページ: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/index.html 郵便振替口座:00160-5-45759 (口座名義=日本図書館情報学会) |
2006年度議案提出にあたって
会 長 上 田 修 一
ここに昨年度(2005年度)の事業報告と決算報告、本年度の事業計画案と予算案、学会規約改訂案を総会議案として提出いたします。ご検討の上、投票をお願い申し上げます。
最初に、本学会の前年度(2005年度)の事業(第1号議案)と予算(第2号議案)について説明いたします。
2005年度の研究大会は、慶應義塾大学で三田図書館・情報学会との合同大会として開催しましたが、参加者数は、初めて300名を超えました。また、専修大学で開いた春季研究集会も参加者数は、200名を超えています。両者を合わせた発表件数は67件となり、こうした活発な発表の趨勢は、学会誌への投稿にも反映されています。学会誌は、予定通りに刊行されています。秋には「シリーズ・図書館情報学のフロンティア」第5集『学校図書館メディアセンター論の構築に向けて』を刊行しました。文献目録データベースは、データベースの作成を継続し、データベースのウェブによる公開を行うとともに、新しいシステムの開発を進めました。また,『図書館情報学用語辞典』第3版の刊行に向けて、図書館情報学用語辞典編集委員会を設置し、編集作業を開始しています。研究助成、学会賞の選考、授与を計画通り実施しました。また、学会のウェブサイトによる情報提供につとめています。以上の事業を予算内で行っております。
2006年度の事業計画(第3号議案)と予算(第4号議案)の概要は以下のとおりです。
まず、研究委員会関係ですが、今年度の春季研究集会は、すでに5月27日に大東文化大学において開催しました。研究大会は、10月21日と22日の両日、九州女子大学を会場として開催します。また、「図書館情報学のフロンティア」の第6集を刊行します。編集委員会のもとで学会誌を刊行します。学会誌への投稿が激増しておりますので、編集委員会の増員などの措置をとる予定ですが、円滑な編集作業と刊行のために、会員各位におかれましては、投稿の際に、「投稿規程」と「執筆要綱」を遵守するとともに、査読にご協力下さいますようお願い申し上げます。
昨年度から開始した図書館情報学用語辞典編集委員会による『図書館情報学用語辞典』第3版の編集作業を続けます。総務委員会では、引き続き学会のウェブサイトの維持管理を担当し、今年度も会員数の増加を図ります。なお,この5年間に、正会員は11%、学生会員は28%増えています。
さて、2006年度には、日本図書館情報学会関係で3件の日本学術振興会科学研究費補助金を得ることができました。詳しくは,記事欄をご覧下さい。
まず、引き続き,文献目録データベース作成には研究成果公開促進費が交付されます。文献目録データベース委員会は、データベースの入力や入力システムの検討を行います。
今年度から2年間の計画で行う会員を中心とした共同研究「エビデンスベーストアプローチによる図書館情報学研究法の確立」を企画し,科学研究費補助金を得ました。これは、図書館情報学研究の質の向上を目的とし、実行委員会を設置して、実施します。
昨年度まで3年間行ってきた共同研究LIPERを新しい目標のもとに展開する「情報専門職養成をめざした図書館情報学教育の再編成」についても科学研究費補助金を得ました。今後4年間にわたって研究を行います。なお、LIPERの最終報告書では、日本図書館情報学会による「図書館情報学検定試験」(仮称)実施案が提言されていますが、これは、学会の今後にかかわる面を含み、慎重を期す必要があり、この問題を検討する短期の臨時委員会を設けて検討を行うこととしました。
なお、第5号議案として規約改訂案を提出します。これは、役員の通算任期に制限を加えることを中心に、学会運営の現状に合わせ条文を整理したものです。
提出いたしました議案をご検討のうえ、ご投票下さるようお願いいたします。同時に、学会運営、諸活動についてご意見があれば、お寄せいただきたく存じます。
2006年度 定例(通信)総会
正会員 各位
日本図書館情報学会会長 上田 修一
2006年度定例総会を下記のとおり通信総会のかたちで開催します。
つきましては,正会員各位には,以下の議題についてご審議のうえ,議案のそれぞれに対するご判断を,来る6月17日(土)までに,同封の葉書でご投票くださいますようお願い申し上げます。
なお,各議案については,去る5月20日(土)午後12時から慶応義塾大学にて開催された本年度第1回理事会において承認されております。また,当学会規約により,定数(全正会員の5分の1以上)に満たない場合は,総会が不成立となりますので,必ずご投票くださいますよう,ご協力をお願い申し上げます。
記
投票
議 題: 第1号議案 2005年度事業報告
第2号議案 2005年度決算報告および会計監査報告
第3号議案 2006年度事業計画案
第4号議案 2006年度予算案
第5号議案 日本図書館情報学会規約改正案
【第1号議案】 2005年度事業報告
1.2005年度総会の開催
(1) 定例(通信)総会
議案に対する投票締切日を2005年6月18日(土)として実施し,全議案が成立した。
(2) 臨時総会
2005年10月23日(日),慶應義塾大学三田キャンパス(
2.第53回研究大会の開催
「第53回日本図書館情報学会研究大会」を三田図書館・情報学会との合同大会として,2005年10月22日(土)〜23日(日)の2日間,慶應義塾大学三田キャンパス(
3.2005年度春季研究集会の開催
2005年5月28日(土),専修大学神田キャンパス(
4.研究大会におけるシンポジウムの開催
慶應義塾大学で開催された第53回研究大会2日目の午後に,「図書館情報学教育の現在と今後の展望:LIPERの研究成果をどう見るか」と題してシンポジウムを開催した。
5.『日本図書館情報学会誌』の発行と諸規程の整備
『日本図書館情報学会誌』
第51巻 第2号 2005年 6月号 第3号 2005年 9月号
第4号 2005年 12月号 第52巻 第1号 2006年 3月号
を発行した。また,諸規程の整備を進めた。
6.会報の発行
No.116 2005年 4月 No.117 2005年 6月
No.118 2005年 9月 No.119 2005年12月
を発行した。また,電子メール版を会報と同時期に発行し,臨時版を2005年7月に発行した。
7.「シリーズ・図書館情報学のフロンティア」の刊行
No.5 『学校図書館メディアセンター論の構築に向けて』(編集責任者:平久江祐司氏)を2005年9月に刊行した。また,No.6『図書館情報専門職の在り方とその養成(仮)』(編集責任者:根本彰氏)の編集を進めている。
8.図書館情報学文献目録データベースの更新と提供
(1)日本学術振興会科学研究費(研究成果公開促進費)の補助を受け,データベースの作成を継続した。
(2)現在のWebでのデータ公開について評価をおこない、新システムを開発した。
(3)作成マニュアル類の修正を検討した。
(4)メタデータの管理・検索に関して,筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターとの共同研究をおこなった。
9.広報・渉外活動
学会のホームページの提供内容の拡充を図った。他団体からの案内等を掲載する会員向けメールマガジンのNo.110〜115を発行し,希望者に配信した。
10.日本図書館情報学会賞/奨励賞
(1)
2005年度日本図書館情報学会賞
図書館情報学の進展に寄与する正会員の優れた著作で2003年度もしくは2004年度に刊行されたものを対象として選定を行い,「日本図書館情報学会賞」を授与した。
・吉田右子氏
『メディアとしての図書館:アメリカ公共図書館論の展開』(日本図書館協会)
(2)
2005年度日本図書館情報学会奨励賞
図書館情報学の進展に寄与する個人会員の優れた著作で『日本図書館情報学会誌』第50巻第2号から第51巻第1号までに掲載されたものを中心に,若手研究者の優れた業績を優先的に評価し,「日本図書館情報学会奨励賞」を授与した。
・゙在順氏
「1950年代韓国における図書館学教育の導入背景:「ピーボディ・プロジェクト」の展開を中心に」『日本図書館情報学会誌』 Vol.50, No. 2, 2004. p.43-57.
11.研究助成の募集ならびに交付
総額30万円を1〜2件に交付することとして公募要領を定め,2005年6月末を期限に募集した。7件の応募があり,審査基準に基づいて審査した結果,次の会員に交付することとした。
・青柳英治氏(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程)
「企業内専門図書館における情報専門職の職務分析に関する研究」
・安藤友張氏(名古屋芸術大学附属図書館)
「1950-60年代の日本における専任司書教諭制度に関する研究−愛知県・高知県・東京都の制度事例を中心に−」
12. 学会誌の電子的提供
NII-ELSに参加し、会員には無料で電子版を提供した。
13. 『図書館情報学用語辞典』
『図書館情報学用語辞典』第3版の刊行に向けて、図書館情報学用語辞典編集委員会を設置し、編集作業を開始した。
14.理事会・常任理事会の開催
(1)
理事会
第1回 2005年
5月21日(土) 14:00〜16:00 東京大学
第2回 2005年10月23日(日) 12:50〜13:30 慶應義塾大学
(2)
常任理事会
第1回 2005年 4月30日(土) 14:00〜16:30 慶應義塾大学
第2回 2005年 7月23日(土) 14:00〜16:00 慶應義塾大学
第3回 2006年 3月18日(土) 14:00〜16:00 慶應義塾大学
15.委員会の開催
(1) 学会賞選考委員会
第1回 2005年7月23日(土) 第2回 2005年9月9日(金)
(2)
編集委員会
第1回 2005年5月6日(金) 第2回 2005年8月18日(木)
第3回 2005年11月26日(土) 第4回 2006年3月2日(木)
(3) 研究委員会
第1回 2005年4月23日(土) 第2回 2005年9月9日(金)
第3回 2006年1月14日(土)
第1回 2005年4月15日(金) 第2回 2006年3月11日(土)
(5)
総務委員会
第1回 2005年6月29日(土)
(6)
図書館情報学用語辞典編集委員会
第1回 2005年10月14日(金) 第2回 2006年3月2日(木)
16.会員現況(2006年3月31日現在)
名誉会員
1 団体会員 51 正会員
647 賛助会員 6 学生会員 74
【第2号議案】
2004年度決算報告
【一般会計】 |
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(収入の部) |
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項目 |
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予算(円) |
決算(円) |
摘要 |
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1.会費 |
正会員 |
3,750,000 |
3,179,500 |
正会員5,000×636人 |
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|
学生会員 |
214,000 |
156,000 |
学生会員2,000×78人 |
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|
団体会員 |
780,000 |
765,000 |
団体会員15,000×51機関 |
|
|
賛助会員 |
300,000 |
150,000 |
賛助会員50,000×3機関 |
|
|
入会金 |
51,000 |
62,000 |
62件 |
|
2.広告料 |
広告料 |
255,000 |
460,000 |
25,000×10件+30,000×7件 |
|
3.学会誌売上代金 |
学会誌売上代金 |
1,457,000 |
1,752,500 |
|
|
4.年報別冊売上代金 |
年報別冊売上金 |
9,000 |
0 |
|
|
5.春季研究集会参加費 |
春季研究集会参加費 |
120,000 |
263,000 |
会員・非会員参加費256,000 要綱売上7,000 |
|
6.雑収入 |
雑収入 |
10,000 |
11,968 |
利息・利子43 科学技術振興機構2,520+1,680×3回 電気電子情報学術振興財団著作権使用料1,365 寄附3,000 |
|
7.前年度繰越金 |
前年度繰越金 |
1,424,144 |
1,424,144 |
|
|
|
合計 |
8,370,144 |
8,224,112 |
A |
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|
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|
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|
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(支出の部) |
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|
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|
|
項目 |
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予算(円) |
決算(円) |
摘要 |
|
1.事務費 |
消耗品 |
190,000 |
92,618 |
文具50,513 封筒(24,255+17,850=42,105) |
|
|
送料 |
580,000 |
695,221 |
学会誌51巻2号〜52巻1号 358,031※発送委託費用
含む 会報116号〜会報119号 322,040 その他15,150 |
|
|
通信費 |
191,500 |
61,875 |
切手代,EXPACK代,はがき代,郵便小包代,宅急便代,送金手数料,現金封筒代, 振込手数料 |
|
|
会費徴収手数料 |
45,000 |
43,080 |
郵便振替加入者負担金 |
|
|
交通費・旅費 |
636,000 |
460,280 |
理事会195,000 常任理事会52,000×2回+47,000 会計監査37,000 事務局職員通勤77,280 |
|
|
人件費 |
1,114,000 |
901,100 |
事務局職員873,400 会報発送作業謝金27,700 |
|
|
会議費 |
95,000 |
37,175 |
理事会36,153 会計監査1,022 |
|
2.委員会経費 |
研究委員会 |
152,900 |
142,040 |
交通費133,500 通信費3,290
その他5,250 |
|
|
編集委員会 |
411,000 |
359,130 |
交通費124,000 通信費64,140
会議費32,415
消耗品費93,575 その他35,000 |
|
|
文献目録委員会 |
226,000 |
72,000 |
交通費20,000+52,000 |
|
|
総務委員会 |
106,000 |
17,500 |
交通費17,500 |
|
|
用語辞典編集委員会 |
160,000 |
64,000 |
交通費32,000+32,000 |
|
3.印刷費 |
学会誌印刷費 |
2,600,000 |
3,016,440 |
51巻2号767,340, 51巻3号661,500,51巻4号635,040,
52巻1号952,560 |
|
|
|
学会誌電子化費用 |
120,000 |
0 |
|
|
会報印刷費 |
204,000 |
234,801 |
116号29,925, 117号127,953※通信総会はがき代およびはがき印刷代含む, 臨時号6,048, 118号39,375,
119号31,500 |
|
|
通信総会はがき |
15,000 |
0 |
※上記に含まれる |
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|
4.研究大会/集会 |
研究大会 |
300,000 |
300,000 |
拠出金 300,000 |
|
|
研究大会シンポジウム |
60,000 |
64,750 |
記録謝金64,750 |
|
|
春季研究集会 |
170,000 |
219,275 |
事務費115,325 資料作成費103,950 |
|
5.予備費 |
予備費 |
993,744 |
0 |
|
|
|
合計 |
8,370,144 |
6,781,285 |
B |
|
|
次年度繰越金 |
|
1,442,827 |
A-B |
|
|
|
|
|
|
|
(残高内訳) |
|
|
|
|
|
郵便局振替口座 |
|
23,684 |
|
|
|
郵便貯金口座 |
|
532,246 |
|
|
|
常陽銀行普通預金口座 |
796,847 |
|
|
||
現金 |
|
90,050 |
|
|
|
合計 |
|
|
1,442,827 |
|
|
|
|
|
|
|
|
【特別会計】 |
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|
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|
|
(収入の部) |
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項目 |
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予算(円) |
決算(円) |
摘要 |
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印税 |
|
400,000 |
397,625 |
丸善393,680 日外アソシエーツ3,945 |
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|
|
|
|
文献データベース頒布手数料 |
|
90,000 |
3,000 |
|
|
雑収入 |
|
1,000 |
1,023 |
利息23 一般会計から1,000※新事務局銀行口座開設費用 |
|
前年度繰越金 |
|
1,865,943 |
1,865,943 |
|
|
合計 |
|
2,356,943 |
2,267,591 |
|
|
|
|
|
|
|
|
(支出の部) |
|
|
|
|
|
項目 |
|
予算(円) |
決算(円) |
摘要 |
|
研究助成金 |
研究助成金 |
300,000 |
300,000 |
研究助成金 |
|
|
|
|
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|
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|
|
|
|
学会賞 |
副賞 |
300,000 |
300,000 |
学会賞200,000, 奨励賞100,000 |
|
|
賞状作成 |
15,000 |
12,925 |
賞状・賞状筒・宅急便代11,875 のし袋1,050 |
|
|
選考委員会 |
50,000 |
38,656 |
交通費15,000 会議費6,646
書籍代17,010 |
|
『図書館情報学のフロンティア』編集費 |
|
138,000 |
148,404 |
交通費78,500 通信費10,000
非学会員謝礼30,000 書籍代29,484 振込手数料420 |
|
文献データベース頒布手数料 |
|
6,000 |
0 |
|
|
予備費 |
|
1,547,943 |
2,520 |
振り込み手数料4件 |
|
|
|
|
|
|
|
|
合計 |
2,356,943 |
802,505 |
|
|
|
次年度繰越金 |
|
1,465,086 |
|
|
|
|
|
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|
|
(残高内訳) |
|
|
|
|
|
常陽銀行普通預金口座 |
1,432,146 |
|
|
||
現金 |
|
32,940 |
|
|
|
合計 |
|
1,465,086 |
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2005年度監査報告
2006年5月16日,事務局において会計監査を実施いたしました。その結果事務処理,帳簿記入は正確に行われていたことを報告します。
2006年5月16日
監事 古 賀 節 子 印
藤 野 幸 雄 印
【第3号議案】 2006年度事業計画案
1.2006年度総会の開催
(1)定例(通信)総会
議案に対する投票締切日を2006年6月10日(土)として実施する。
(2)臨時総会
2006年10月22日(日),九州女子大学(
2.第54回研究大会の開催
第54回日本図書館情報学会研究大会を,2006年10月21日(土)〜22日(日)の2日間,九州女子大学(
3.2006年度春季研究集会の開催
2006年5月27日(土),大東文化大学板橋キャンパス(
4.研究大会におけるシンポジウムの開催
研究大会2日目の午後に,「「読書」を研究する意義とそのアプローチ:今あらためて「読書」を問う」をテーマとしてシンポジウムを開催する。このシンポジウムは一般に無料で公開する。
5.『日本図書館情報学会誌』の発行
『日本図書館情報学会誌』
第52巻 第2号 2006年 6月号 第3号 2006年 9月号
第4号 2006年12月号 第53巻 第1号 2007年 3月号
を発行する。
6.会報の発行
No.120 2006年 4月 No.121 2006年 6月
No.122 2006年 9月 No.123 2006年11月
No.124 2007年2月
を発行する。また,電子メール版および電子メール速報版を発行する。
7.「シリーズ・図書館情報学のフロンティア」の刊行
No.6『図書館情報専門職の在り方とその養成(仮)』(編集責任者:根本彰氏)を刊行する。No.7『学術情報流通と大学図書館(仮)』(編集責任者:倉田敬子氏)の編集を開始する。No.8以降のテーマについて企画する。
8.図書館情報学文献目録データベースの編集・提供
(1)データベースの作成を継続する。
(2)前年度から引き続き、新システムの開発・検討を進める。
(3)書誌データベースの作成プロセスの研究をおこなう。
9.学会賞ならびに学会奨励賞の選考および授与
(1) 図書館情報学の進展に寄与する正会員の優れた著作で2004年度もしくは2005年度に刊行されたものを対象として,「日本図書館情報学会賞」を授与する。
(2) 図書館情報学の進展に寄与する個人会員の優れた著作で『日本図書館情報学会誌』第51巻第2号から第52巻第1号までに掲載されたものを中心に,若手研究者の優れた業績を優先的に評価し,「日本図書館情報学会奨励賞」を授与する。
10.研究助成の募集ならびに交付
図書館情報学振興のために,会員が個人としてあるいはグループとして計画した研究1件ないし2件に対し,研究の遂行ならびにその結果のとりまとめに要する経費の一部を助成する。
11.学会運営の電子化
(1) 新しい入会申込システムを整備する。
(2) 学会ホームページを使った情報提供活動の充実を図る。
(3) メールマガジンの発行など,その他の広報活動を進める。
(4) 電子投票の可能性を検討する。
12.学会誌の電子的提供
日本図書館情報学会誌の掲載論文のPDF化を進めると共に, NII-ELSを通じての電子版の提供を継続する。NII-ELSへの参加形態についても検討する。
13. 科学研究費による研究(EBA)推進のための委員会の設置
日本学術振興会科学研究費補助金による「エビデンスベーストアプローチによる図書館情報学研究法の確立」研究の実施のために,「EBA研究実行委員会」を2006年度から2年間にわたり設置する。
14. 『図書館情報学用語辞典』
『図書館情報学用語辞典』第3版の刊行に向けて,編集作業を行う。
15. LIPER最終報告にある図書館情報学教育改革案の日本図書館情報学会としての実行可能性を検討するための臨時委員会の設置
2003年度から2005年度にわたり行った日本学術振興会科学研究費補助金による「情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育体制の再構築に関する総合的研究」(LIPER)で提示された図書館情報学教育改革案の日本図書館情報学会としての実行可能性を検討するための臨時委員会を設置する。
【第4号議案】 2006年度予算案
【一般会計】 |
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(収入の部) |
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|
項目 |
予算(円) |
備考 |
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会費 |
|
|
正会員 |
3,720,000 |
5,000×628人(現会員)+5,000×116人(新入会員40人+未収分のべ76人) |
学生会員 |
170,000 |
2,000×71人(現会員)+2,000×14人(新入会員10人+未収分のべ4人) |
団体会員 |
810,000 |
15,000×51機関(現会員)+5,000×未収分のべ3機関 |
賛助会員 |
450,000 |
50,000×(5機関+1名)+15,000×未収分のべ3件 |
入会金 |
50,000 |
1,000×50件 |
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広告料 |
280,000 |
30,000×6件+25,000×4件(Vol.52, No.2〜Vol.53, No.1) |
学会誌売上代金 |
1,862,000 |
定価10,000×仕切0.7×151部 計1,057,000,バックナンバー売上10,000×仕切0.7×115部 計805,000 |
春季研究集会参加費 |
340,000 |
2006年春季研究集会 会員1,000×150人,非会員2,000×10人 |
雑収入 |
47,000 |
利息等 |
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前年度繰越金 |
1,442,827 |
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合計 |
9,171,827 |
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(支出の部) |
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項目 |
予算(円) |
備考 |
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事務費 |
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消耗品 |
100,000 |
封筒50,000 文具・宛名シール他50,000 |
送料 |
680,000 |
学会誌85,000×4号分※発送委託含む
会報(60,000×4号分+6月号100,000) ※2006年度のみ5回刊行 |
通信費 |
65,000 |
切手代 EXPACK はがき代 郵便代 宅急便代 振込手数料 送金手数料 |
会費徴収手数料 |
45,000 |
郵便振替加入者負担金 |
交通費・旅費 |
599,000 |
理事会326,000※春の第1回分 常任理事会52,000×3回 会計監査37,000
事務局職員通勤手当他80,000 |
人件費 |
1,150,000 |
事務局職員給与75,000×12 |
会議費 |
40,000 |
理事会35,000 常任理事会5,000 |
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委員会経費 |
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研究委員会 |
166,000 |
委員交通費47,000×3回
会合費21000 文具500 複写費500 通信費3,000 |
編集委員会 |
422,000 |
交通費52,000×4回
通信費(投稿1件2,000×年間35件+その他10,000) 会議費48,000
消耗品費60,000 非会員査読者謝金7,000円×3件 その他5,000 |
文献目録委員会 |
104,000 |
交通費52,000×2回 |
総務委員会 |
71,000 |
交通費35,000 会議費10,000
オンライン入会サーバ使用料2,000×12ヶ月
通信費・消耗品費2,000 |
用語辞典編集委員会 |
148,000 |
交通費32,000×4回
会議費20,000 |
LIPER対応臨時委員会 |
94,000 |
交通費42,000×2回 会議費10,000 |
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印刷費 |
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学会誌 |
3,000,000 |
750,000×4号 |
学会誌電子化費用 |
160,000 |
バックナンバー第49〜52巻分のPDF化作業料5,000×16号
データ入力費5,000×16号 |
会報 |
260,000 |
120,000×6月号分(郵便振替票印刷代, 通信総会用葉書および葉書印刷代含む),35,000×4号分 ※2006年度のみ5回刊行 |
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研究大会/集会 |
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研究大会 |
300,000 |
研究大会事務局への支援拠出金 |
研究大会シンポジウム |
130,000 |
シンポジウム記録作成60,000 非会員パネラ-交通費・謝礼70,000 |
春季研究集会 |
340,000 |
2006年春季集会事務局経費(謝金・通信費等 60,000,要綱集作成費110,000) |
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予備費 |
1,297,827 |
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合計 |
9,171,827 |
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【特別会計】 |
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(収入の部) |
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項目 |
予算(円) |
備考 |
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印税 |
400,000 |
「フロンティア」,用語辞典 他 |
雑収入 |
1,000 |
利息等 |
前年度繰越金 |
1,465,086 |
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合計 |
1,866,086 |
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(支出の部) |
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項目 |
予算 |
備考 |
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研究助成金 |
300,000 |
1件ないし2件に配分予定 |
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学会賞 |
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副賞 |
300,000 |
学会賞200,000 学会奨励賞100,000 |
賞状作成 |
15,000 |
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選考委員会 |
50,000 |
交通費15,000×2回
資料代10,000 会議費10,000 |
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『図書館情報学のフロンティア』編集費 |
95,000 |
交通費30,000 通信費10,000
非会員執筆者への謝礼10,000 委員のフロンティア購入費45,000 |
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通信費 |
2,000 |
振り込み手数料 |
予備費 |
1,104,086 |
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合計 |
1,866,086 |
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【第5号議案】 日本図書館情報学会規約改正案
提案事項
1 「事務所」(第2条)と事務局(第15条)が別になっていたが、これを「事務局」(第2条)に統合する。
2 学生会員、団体会員の入会金の規程がなかったので追加する。(第6条)
3 会員の権利(第7条)の中の「団体・賛助会員は、その所属員の2名まで参加が認められる」を削除し、表現を整理する。
4 役員(第8条)に常任理事の規程を設け、常任理事から会長、副会長を除き、理事から会長を除く。
5 理事会、常任理事会の定足数を定める。(第8条)
6 役員の選出・任期(第9条)の第6項を分割する。
7 理事の任期に通算5期の制限を設ける。(第9条)
8 通算5期の起算開始時点を定める。(付則)
提案理由
今回の学会規約改訂の中心は、理事に通算5期の制限を設ける点にあります。学会の運営にあたっては、一部に偏ることなくできるだけ多くの学会員が参画できるような体制をとることと若手に機会を与えることが望ましいと考えられます。現在、日本図書館情報学会は、組織、事務局体制が整備され、継続的に安定した運営を期待できる状況にあります。この機会に、連続性を維持しつつ、一方で若手を中心に、多くの方々が学会の運営を担うような仕組みを取り入れようとするものです。
本学会では、1998年に「役員の連続任期の制限」に関する規約改訂を行い、会長、副会長、監事、常任理事の連続任期を2期までとしました。これにより、常任理事会のメンバーの就任時の平均年齢は低下しました。その後、2002年度の理事会で、さらに役員の任期に制限を加えるよう提案があり、2003年度日本図書館情報学会第1回理事会において、「役員制度検討委員会」が設置され、平野英俊委員長、古賀節子、三浦逸雄、武者小路信和の各委員の検討により検討が行われ、その結果が2003年11月1日に提出されました。これは、日本図書館情報学会会報に掲載され、また、学会のサイト(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/aboutus/yaku3www.html)でも閲覧可能です。以後、理事会と常任理事会で検討を行い、今回の改訂案を作成しました。
役員制度検討委員会報告では、「常任理事の任期は通算3期まで、ただし連続就任は2期までとする。理事の任期にも通算5期まで、ただし連続就任は3期までの制限を設ける」とする提案がありましたが、常任理事と理事の両方に通算任期と連続任期を設けた場合には、常任理事会にかなり大幅な入れ替えが起きることが予想され、運営の連続性の維持が困難となること、役員選挙の際に複雑な処理を求められることなどが指摘され、より緩やかな規定とすることになりました。また、通算任期の算出開始時点を1987年度以降の役員就任実績に適用するとされていましたが、遡及しての適用は公正さを欠くとの反対意見が多く、採用いたしませんでした。会員から直接選ばれる会長は、理事でも常任理事でもないとし、副会長は、理事ではあるが、常任理事ではないとしました。また、これまでなかった常任理事についての規定を加えました。
その他の改訂項目は、現在の学会運営の実状に合わせるためのもの(1、2、3、5)と規約の表現を明確にするためのもの(4)です。現在では事務所と事務局は一体となっていますので、事務局のみとしました。既に学生会員、団体会員からも入会金を徴収していますので実態に合わせました。実状と離れた「団体・賛助会員は、その所属員の2名まで参加が認められる」を削除しました。また、これまで理事会、常任理事会の定足数が明記されていませんでしたので、これを定めました。
改訂条項
まず改訂条項を示し(下線部が変更個所です、その後に、改定後の規約案を示します。(下線部が変更個所です)
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新 |
現 |
第2条 |
本会に事務局をおく。事務局に関する規程は、理事会の承認を経て常任理事会がこれを定める。 |
本会に 本会に事務所をおく。事務所の設置場所については、理事会の承認を経て、常任理事会がこれを定める。 |
第6条 |
本会に入会しようとするものは、申込書に所定事項を記入して申込み、常任理事会の承認をえなければならない。正会員、学生会員、団体会員として認められたものは、入会金1、000円を納めるものとする。 |
本会に入会しようとするものは、申込書に所定事項を記入して申込み、常任理事会の承認をえなければならない。正会員として認められたものは、入会金1、000円を納めるものとする。 |
第7条 3 |
すべての会員は、本会が開催する研究集会への参加ができる。 |
すべての会員は、本会が開催する集会への参加ができる。団体・賛助会員は、その所属員の2名まで参加が認められる。 |
第7条 4 |
正会員、学生会員は、本会が開催する研究集会における研究発表の申込みができる。 |
正会員、学生会員は、研究大会における研究発表の申込みができる。 |
第8条 |
本会に次の役員をおく。 会長 1名 副会長 1名 常任理事 6名 理事 21名(副会長および常任理事を含む) ただし、第9条第4項にいう会長指名常任理事が、同条第2項にいう投票によって選出された理事でないときは、理事22名とする。 監事 2名 |
本会に次の役員をおく。
会長 1名
副会長 1名 理事22名 (うち会長、副会長を含む8名を常任理事とする) ただし、第9条第4項にいう会長指名常任理事が、同条第2項にいう投票によって選出された理事でないときは、理事23名とする。 監事 2名 |
2 |
会長は、本会を代表し、会務を総括する。副会長は、会長を補佐し、会長に事故あるときは、会長の責務を代行する。 |
会長は、本会を代表し、会務を総括する。副会長は、会長を補佐し、会長に事故あるときは、会長の責務を代行する。会長、副会長は理事を兼ねるものとする。 |
3 |
理事会は、会長および理事によって構成される。理事会は、本会の企画を審議決定し、運営に責任を負うもので、年1回以上、会長が招集して開催する。理事会は、構成メンバーの3分の2以上の出席で成立する。 |
理事は、理事会を構成する。理事会は、本会の企画を審議決定し、運営に責任を負うもので、年1回以上、会長が招集して開催する。 |
4 |
常任理事会は、会長、副会長、常任理事によって構成される。常任理事会は、理事会および総会の決定に従い会務を常時執行するもので、必要に応じて会長が招集して開催する。常任理事会は、構成メンバーの3分の2以上の出席で成立する。 |
常任理事は、常任理事会を構成する。常任理事会は、理事会および総会の決定に従い会務を常時執行するもので、必要に応じて会長が招集して開催する。 |
第9条 2 |
理事21名は、正会員から無記名投票によって選出する。 |
理事22名のうち、会長を除く21名は、正会員から無記名投票によって選出する。 |
4 |
常任理事6名のうち、5名は理事の互選により、1名は会長指名によって選出する。 |
常任理事8名のうち、会長、副会長を除く5名は理事の互選により、1名は会長指名によって選出する。 |
6 |
役員の任期は3年とする。 |
役員の任期は、3年とする。ただし、会長、副会長、監事、および会長と副会長をのぞく常任理事については、このときまで連続して2期、同一役職にある者は、当該役職につくことができない。 |
7 |
通算5期、理事にある者は、理事につくことができない。
ただし、副会長および第9条第4項にいう会長指名常任理事としての任期は含めない。 |
役員の選出に関する選挙管理運営規程は、別に定める。 |
8 |
会長、副会長、常任理事、監事については、このときまで連続して2期、同一役職にあるものは、当該役職につくことができない。 |
|
9 |
役員の選出に関する選挙管理運営規程は、別に定める。 |
|
第11条 3 |
総会は、毎年1回会長が招集して開催する。全正会員の5分の1以上の要求があった場合は臨時に総会を開催しなければならない。 |
総会は、毎年1回会長が招集して開催する。正会員5分の1以上の要求があった場合は臨時に総会を開催しなければならない。 |
第15条 |
(削除) |
本会に事務局をおくことができる。事務局に関する規程は、理事会の承認を経て常任理事会がこれを定める。 |
第16条 |
(第15条に繰り上げ) |
本会の規約を変更しようとするときは、理事会の議を経て、総会において出席正会員の3分の2以上の同意を得なければならない。 |
付則 |
1
この規約は、2006年10月1日から施行する。 2 第9条第7項でいう「通算」は、2005年度から始まる期の役員就任から起算する。 |
|
規約改訂案が通信総会で承認された後の日本図書館情報学会規約
(名称)
第1条
本会は、日本図書館情報学会(Japan Society of Library and
Information Science)と称する。
(事務局)
第2条
本会に事務局をおく。事務局に関する規程は、理事会の承認を経て常任理事会がこれを定める。
(目的)
第3条
本会は、図書館情報学の進歩発展に寄与することを目的とする。
(事業)
第4条
本会は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1) 機関誌および図書館情報学文献の刊行
(2) 研究成果発表のための集会
(3) 共同研究・調査
(4) 国内外の関係団体・機関との連絡および協力
(5) その他必要と認める事業
(会員の種類)
第5条
本会の会員の種類は、正会員、学生会員、団体会員、賛助会員および名誉会員とする。
2 正会員は、図書館情報学研究ならびに図書館業務にたずさわるもの、および図書館情報学に関心のあるものとする。
3 学生会員は、図書館情報学を研究している学生、および図書館情報学に関心のある学生とする。
4 団体会員は、図書館および類縁機関とする。
5 賛助会員は、本会の目的に賛同し、その事業を援助する個人または団体とする。
6 名誉会員は、図書館情報学および本会に功労のあったもののうちから、総会決議をもって推薦されたものとする。
(入退会)
第6条
本会に入会しようとするものは、申込書に所定事項を記入して申込み、常任理事会の承認をえなければならない。正会員、学生会員、団体会員として認められたものは、入会金1、000円を納めるものとする。
2 会員は、当該年度の年会費を前納するものとする。
3 年会費を滞納したものは、退会したものと認めることがある。
4 退会するものは、退会の理由をつけて届出るものとする。
(会員の権利)
第7条
会員は次の権利を有する。
(1) すべての会員は、本会の機関誌の配布をうけることができる。
(2) 正会員、学生会員は、本会の機関誌へ投稿することができる。
(3) すべての会員は、本会が開催する研究集会への参加ができる。
(4) 正会員、学生会員は、本会が開催する研究集会における研究発表の申込みができる。
(5) 正会員は、総会参加と議案提出ができる。
(6) 正会員は、役員の選挙・被選挙権を有する。
(役員)
第8条
本会に次の役員をおく。
会長 1名
副会長 1名
常任理事 6名
理事 21名 (副会長および常任理事を含む)
ただし、第9条第4項にいう会長指名常任理事が、同条第2項にいう投票によって選出された理事でないときは、理事22名とする。
監事 2名
2 会長は、本会を代表し、会務を総括する。副会長は、会長を補佐し、会長に事故あるときは、会長の責務を代行する。
3
理事会は、会長および理事によって構成される。理事会は、本会の企画を審議決定し、運営に責任を負うもので、年1回以上、会長が招集して開催する。理事会は構成メンバーの3分の2以上の出席で成立する。
4 常任理事会は、会長、副会長、常任理事によって構成される。常任任理事会は、理事会および総会の決定に従い会務を常時執行するもので、必要に応じて会長が招集して開催する。常任理事会は、構成メンバーの3分の2以上の出席で成立する。
5 監事は、本会の事業および会計を監査する。
(役員の選出・任期)
第9条
前条のうち、会長は、正会員から無記名投票によって選出する。
2 理事21名は、正会員から無記名投票によって選出する。
3 副会長は、理事の互選によって選出する。
4 常任理事6名のうち、5名は理事の互選により、1名は会長指名によって選出する。
5 監事2名は、正会員から無記名投票によって選出する。
6 役員の任期は3年とする。
7 通算5期、理事にある者は、理事につくことができない。 ただし、副会長および第9条第4項にいう会長指名常任理事としての任期は含めない。
8 会長、副会長、常任理事、監事については、このときまで連続して2期、同一役職にあるものは、当該役職につくことができない。
9 役員の選出に関する選挙管理運営規程は、別に定める。
(役員の補充)
第10条 本会の役員に欠員ができ、会の運営に支障を生ずるおそれがあるときは、前条の規定によって補充することができる。補充した役員の任期は、前任者の残任期間とする。
(総会)
第11条 総会は、欠席正会員の委任状を含めて、正会員の5分の1以上で成立する。
2 総会は毎年度の基本的な方針を検討決議し、議決を要する場合は出席正会員の過半数で決定する。
3 総会は、毎年1回会長が招集して開催する。正会員の5分の1以上の要求があった場合は臨時に総会を開催しなければならない。
(委員会)
第12条 常任理事会は、事業遂行のため、総務、財政、編集、研究等の専門委員会をおくことができる。
(会計)
第13条 本会の経費は、会費、補助金、寄附金およびその他の収入による。本会の会計年度は、4月1日に始まり3月31日に終わる。
(会費)
第14条 本会の会費は、理事会の承認を経て常任理事会がこれを定める。会費に関する規程は、別に定める。
(規約の変更)
第15条 本会の規約を変更しようとするときは、理事会の議を経て、総会において出席正会員の3分の2以上の同意を得なければならない。
付則
1 この規約は、昭和47年4月1日から施行する。
2 日本図書館学会規約(昭和28年6月4日)は廃止する。
3 この規約施行以前に本会の会員であったものは、第6条第1項は適用されない。
付則 この規約は、昭和53年10月29日から施行する。
付則 この規約は、平成4年7月22日から施行する。
付則 この規約は、1998年10月1日から施行する。
付則
1 この規約は、2006年10月1日から施行する。
2 第9条第7項でいう「通算」は、2005年度から始まる期の役員就任から起算する。
◇◇◇◇◇◇◇◇ 2006年度定例(通信)総会議案おわり
◇◇◇◇◇◇◇◇
第54回日本図書館情報学会研究大会のご案内
2006年度の第54回日本図書館情報学会研究大会を下記のとおり開催いたします.2005年度より図書館情報学専修コースを新たに開設した九州女子大学は,新幹線・鹿児島本線・飛行機など公共交通機関とのアクセスがしやすい場所にあります.ぜひご参集いただきますようお願い申し上げます.
正式なご案内については,プロラムを確定した後にあらためてお送りいたします.
また,研究発表の申込みについては今月より受け付けておりますので,下記の「研究発表募集要項」
をご参照の上,お申し込み下さい.多数のお申し込みをお待ちしております.
■開催要領
会 場: 九州女子大学 耕学館
[Homepage] http://www.kwuc.ac.jp/index.html(画面上部のアクセスマップをご参照下さい)
事務局:〒807-8586
九州女子大学 人間科学部人間文化学科 高橋研究室内
第54回日本図書館情報学会研究大会事務局
E−mail : taikai2006jslis@kwuc.ac.jp
参加費:正会員4,000円,学生会員1,000円,非会員6,000円
懇親会費:4,000円
大会2日日の昼食(弁当代):1,000円(希望者のみ)
プログラム(予定):
10月21日(土)
12:00−13:00受付
13:00−13:30開会式
13:30−17:00研究発表
18:00−20:00懇親会
10月22日(日)
9:00− 9:30 受付
9:30−12:00 研究発表
12:00−13:00 昼食(理事会等)
13:00−14:00 臨時総会
14:00−16:50 シンポジウム
16:50−17:00 閉会式
その他:
大会2日日の午後には「臨時総会」を開催いたしますのでご参加下さい.
シンポジウムは「「読書」を研究する意義とそのアプローチ:今あらためて「読書」を問う」をテーマとしています.このシンポジウムは一般公開といたします。研究大会参加者以外の方も無料で参加することができます。
■研究発表募集要項
1)応募資格 筆頭発表者が日本図書館情報学会の正会員または学生会員であること
2)発表時間 一題あたり発表20分,質疑10分(予定)
3)申込方法 電子メールまたは郵便で「 第 54 回日本図書館情報学会研究大会発表申込書」を
大会事務局までお送りください.申し込みが受理された場合は,「申込書」記載の
発表題目・発表要旨等を大会プログラムおよび Web ページで公開いたしますので,
あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます.
4) 申込締切 8月4日(金)
5)申込受理 8月中に通知し,あわせて発表日時と部会をお知らせします
6)要項原稿 9月16日(土)必着で,A4判4枚(図版,資料を含む)の印刷した版下原稿を大会
事務局まで郵送していただく予定です.なお電子媒体では受け付けません.
7)留意事項 発表部会ごとに発表用パーソナルコンピュータ ( Windows 系 OS+Microsoft
PowerPoint)と液晶プロジェクタを用意します.これ以外の機器( OHP,ビデオ
など)を利用希望(持ち込みを含む)の方は「申込書」の備考欄に必要機材を
明記して下さい.また,発表の希望日時がある場合も備考欄にご記入
いただきますようお願いいたします.
■会場への交通は, http://www.kwuc.ac.jp/index.html (画面上部のアクセスマップ)をご参照下さい.
【新幹線をご利用の場合】
・JR新幹線
【飛行機をご利用の場合】
・ 北九州空港<エアポートバス「北九州空港」>から「学研都市ひびきの」行で「学園大通り」降車.徒歩約3分
・
福岡空港<
「門司・小倉」行乗車で「折尾駅」下車.西口から徒歩15分
【その他】
・公共交通機関をご利用下さい.
■その他
会場付近には,スーパーマーケット,ファーストフード店,コンビニエンスストアなどがあります.
研究大会・春季研究集会における発表のルール |
研究委員長 倉田 敬子
すでにお知らせしております発表のルールを再掲します.会員諸氏,特に発表希望者はご確認を
お願いいたします.
(1) 個人会員(正会員・学生会員)は研究大会および春季研究集会において同様に
発表の権利をもつ。
(2) 研究発表は他で公表していないオリジナルなものに限るものとする。
(3) 個人会員が一度の研究大会あるいは春季研究集会において個人発表および
共同発表の筆頭発表者となることは,合わせて1回を原則とする。
(4) 共同研究の筆頭発表者は個人会員でなければならない。
(5) 発表要綱の原稿は,発表内容を論文の形式で記述するものとする。
(6) 発表プログラム公表後のプログラム(発表タイトル、発表者、発表内容、発表時間)
の変更は原則として認めない。
第54回日本図書館情報報学会研究大会研究発表申込書(郵送用)
*共同研究の場合、発表者全員の名前、所属、e-mailを明記してください。 2006年 月 日提出
氏 名 |
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正会員 学生会員 |
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連 絡 先 |
〒 ------------------------------------------------------ TEL FAX |
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所 属 |
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e-mail |
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発表題目 |
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発表要旨(1)研究目的,(2)研究方法,(3)得られた(予想される)成果を1200字程度で記述してください。 |
|||
備 考 機材使用希望,発表希望日時等) |
|
||
※事務局使用欄 |
受理番号(
) 受理日 2006年 月 日 |
||
提出期限は8月4日(金)です.郵送または電子メールで大会事務局taikai2006jslis@kwuc.ac.jp宛に
お送りください(添付ファイル不可)・電子メールでの提出書式(テキストファイル)は
電子メール版会報で配布します。学会サイトhttp://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/からも入手できます。
各委員会・事務局から
2007年春季研究集会の開催校
2007年の春季研究集会は,
2006年度科学研究費について
日本図書館情報学会では,会長を研究代表者,常任理事を研究分担者として,「エビデンスベーストアプローチによる図書館情報学研究法の確立」という研究課題で日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究B)の申請を行い,幸い, 2006年度と2007年度の2年間にわたって研究補助金交付が認められました。これは,図書館情報学研究の目的と方法をテーマとして,日本図書館情報学会の会員による共同研究を行おうとするものです。中心は,図書館情報学研究におけるエビデンス(根拠)の解明にありますが,最近,関心が高まりつつある「根拠に基づく図書館運営」(Evidenced Based Librarianship:EBL)を含んでいます。
この科学研究費による共同研究では,(1)研究課題と研究手法についての月次研究会の開催,(2)エビデンスに基づく研究論文のデータベース化,(3)事例研究を予定しています。臨時総会で,委員会設置の議案が承認された後,実行委員会を設置しますが,この実行委員会委員は,20名から30名ほどを想定し,日本図書館情報学会の会員から推薦,公募により選び,(1)から(3)の企画と研究発表を担当して頂く予定です。詳しくは,学会のサイトでお知らせします。また,東京圏以外の会員が東京で開催される研究会に参加する場合,参加しやすいよう旅費の一部を援助することも検討しています。
この日本図書館情報学会の共同研究にご協力くださるようお願いします。
LIPER終了の報告と継続プロジェクトについて
学会創立50周年を記念して始まった日本学術振興会科学研究費による共同研究プロジェクト「情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育体制の再構築に関する総合的研究」(研究代表者;上田修一,略称LIPER)は3月をもって終了し、同名の最終報告書を刊行しました。その提言部分を中心に学会誌の6月号に掲載予定です。また報告書の主たる部分は学会ホームページからダウンロード可能です。
新たにこれを継承して、共同研究プロジェクト「情報専門職養成をめざした図書館情報学教育の再編成」(研究代表者:根本彰,略称LIPER2)が始まります。同じく科学研究費を受けることが決まり今後4年間実施する予定です。どのようなものにするかについて次号の会報でお知らせいたします。
文献目録委員会からのお知らせ
昨年度に引き続き、文献目録委員会では科学研究費補助金(研究成果公開促進費)の申請を行い、先日、交付の内定(380万円)の連絡を受けました。今年度もこの予算を使って、「図書館情報学文献目録データベース」のデータ更新を進めていく予定です。なお、このデータベースには、図書館情報学分野の主要雑誌以外の紀要等に書かれた文献も収録しています。そのような文献を執筆された場合には、別刷またはコピーを文献目録委員会までお送りください(連絡先のメールアドレスを必ず同封してください。また、お送りいただいたコピーは返却いたしません)。送付先住所は今年度より下記の宛先に変更されます。
〒108-8345
なお、以下の種類の記事は収録されません:巻頭文、あいさつ、ニュース、製品紹介、団体および事業の年次報告、議事録、会議・シンポジウム等の開催記録(日時、場所などの記録)、資格試験問題、受験者向講座、随筆(エッセイ)、学会などの印象記、感想文、児童書の書評、総目次・総索引。またこれ以外のものでも、長さが2ページ以下の場合には原則として収録対象外となります。ご注意ください。
学会賞および学会奨励賞候補の募集
2006年度の日本図書館情報学会賞および奨励賞の候補を下記のとおり募集し
ますので,会員各位からの応募もしくは推薦をお願いいたします。
記
1.対象者
(1) 日本図書館情報学会賞 本学会の正会員
(2) 日本図書館情報学会奨励賞 本学会の正会員・学生会員
2.種類
(1) 日本図書館情報学会賞 副賞20万円
(2) 日本図書館情報学会奨励賞 副賞10万円
3.選考対象
(1) 日本図書館情報学会賞
正会員によって2004年度もしくは2005年度に発表された図書あるいは論文。
(2) 日本図書館情報学会奨励賞
a.『日本図書館情報学会誌』第51巻第2号から第52巻第1号までに収載された,
本学会正会員もしくは学生会員による論文
b.その他の研究業績については,本学会正会員より推薦されたもの。
4.選 考
学会賞選考委員会において審査し,理事会の承認を得て決定する。
5.授 賞
2006年度臨時総会(2006年10月22日)の席上において授与する。
6.応募・推薦方法
以下の事項を記載した「学会賞(奨励賞) 応募(推薦)用紙」(所定の用
紙はないが,A4判横書きが望ましい)を7月8日(土曜)必着で郵送すること。
a. 著者名
b. 著作名
c. 出版者/収録雑誌巻号
d. 応募(推薦)者連絡先
e. 推薦の場合の推薦理由
《提出先》
〒113-0033
東京大学教育学部 根本彰気付
日本図書館情報学会・学会賞選考委員会
2006年度の会費納入
定例総会の季節となりましたので,本学会会費規程による2006年度分会費の納入をお願いします。
『日本図書館情報学会誌』投稿募集
投稿はいつでも受け付けております。会員の皆様,どうぞ,ふるってご投稿ください。投稿にかかわる要領等は,第51巻2号(2005年6月号)に掲載してありますので,ご参照願います。投稿規程が改定されていますので,新しい投稿規程に基づいて投稿されますよう,お願い申し上げます。
投稿原稿の送付先・連絡先は下記の通りです。
〒150-8366
青山学院大学文学部 小田光宏方
日本図書館情報学会編集委員会
Email: m-oda@cl.aoyama.ac.jp
名簿記載事項変更について
名簿記載事項(住所,電話番号,所属先,メールアドレス等)に変更がございましたら,お早めに事務局までお知らせください。会員種別の変更(学生会員から正会員への変更等)や退会についてもご一報ください。なお変更を会費納入の際に通知される場合は,「通信欄」に明記 してください。
住所変更など名簿記載事項変更を事務局にお知らせいただく場合は,次の点も合わせてご連絡ください。
(1)学会郵便物の郵送先の変更の有無
(2)変更情報の会報・名簿への掲載の有無
上記につきまして,特に言及がない場合には,これまでと同様にさせていただきますのでご了承ください。
問い合わせ先:jslis-info@slis.tsukuba.ac.jp
※学会への論文投稿等で緊急な連絡が必要な場合、事務局にお届けの個人情報を利用してご連絡を差し上げる場合があります。
メールマガジンについて
総務委員会では,メールマガジンを発行しています。他団体等からのお知らせのうち,会報でご案内できないもの,および会員からの投稿を主な内容とし,随時(お知らせする案件が発生次第)発行しています。
そのような性格上,当学会の会員のうち,希望者に限定して配信しております。講読ご希望の方は,jslis-info@slis.tsukuba.ac.jpまで電子メールでお申込ください。
バックナンバーは,以下のURLにあります。
<http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/mm/>
関
連
行
事
の
お
し
ら
せ
図書館分類法、Indexing論、情報検索、情報管理、目録法などの研究領域に関する研究発表および討論を通じ、この分野の発展に寄与すると共に、全国の研究者の交流の場の提供をその趣旨とした標記研究集会を開催いたします。
つきましては、下記の要領にて参加者を募集いたします。
記
主 催: TP&Dフォーラム2006 実行委員会
共 催: 私立大学図書館協会東地区部会研究部分類研究分科会
後 援: 情報科学技術協会、日本図書館協会、日本図書館研究会、
日本図書館情報学会(五十音順)
会 場: 鳳明館森川別館(
http://www.homeikan.com/
論 題: ⑴ 学際性を考える
川村 敬一 (独協医科大学)
⑵ 知識の言語化(ターミノロジー)
仲本 秀四郎(情報学者、元原研技術情報部長)
⑶ <継続資料>に関する諸問題
志保田 務(桃山学院大学)・北 克一(
参加費 : 20,000円(予定)
募集定員: 35名
募集締切: 7月末日(ただし、募集定員になり次第締切ります。)
申込方法: 氏名、性別、勤務先、連絡先住所、電話・FAX 番号、e-mailアドレスを明記の上、申込先アドレス(tpd2006@eplang.jp)に送信して下さい。
連絡・申込先
〒271-8555
Tel: 047-365-1111 ex 5319 E-mail:
tpd2006@eplang.jp
※ 申込者には、詳細なプログラム及び発表予稿集を8月初旬にTP&Dフォーラムのホームページ(http://tpd.eplang.jp)にて公開予定です。