No.127          200

 

日本図書館情報学会事務局

305-8550茨城県つくば市春日1-2

筑波大学大学院図書館情報メディア研究科 内

Tel&Fax029-859-1380  E-mail: jslis-info@slis.tsukuba.ac.jp

学会ホームページ: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/index.html

郵便振替口座:00160-5-45759 (口座名義=日本図書館情報学会)

 

2007年度日本図書館情報学会臨時総会のお知らせ

会員各位

日本図書館情報学会会長

上 田 修 一

 

 2007年度日本図書館情報学会臨時総会を下記のとおり,第55回研究大会の第2日目に開催いたしますので,ご案内申し上げます。会員各位におかれましては,多数ご出席下さいますようお願いいたします。

 なお,総会の議事終了後,同会場において,2007年度学会賞ならびに奨励賞の授与式を行ないます。

      日時 20071014日(日)13:3014:20

      会場 鶴見大学 記念館横浜市 鶴見区

      議事 1 2007年度定例(通信)総会の議案投票結果について

         2 その他

 

2007年度日本図書館情報学会定例(通信)総会の投票結果

 

1.投票結果

  有権者数           643 (投票用紙発送数)

  投票総数           192 2007年6月17日の消印までを有効とした)

 

 

 

白票

1号議案

2006年度事業報告

190

0

2

2号議案

2006年度決算報告および会計監査報告

189

0

3

3号議案

2007年度事業計画案

190

0

2

4号議案

2007年度予算案

190

0

2

日本図書館情報学会規約第11条第1項(全正会員の5分の1)により総会は成立し,第112項(出席会員の過半数)により,全議案は承認され,成立いたしました。

 

寄せられた会員のご意見と常任理事会の回答

 

(1)投票には無記名方式を採用すべきではないかと思います。

(2)電子投票にも氏名・所属の記入が必要ならば、入力欄を明示的に設けなければならないと思います。FAQへの説明記載では不十分と感じました。システム上の制約があるならば、せめて@投票画面の意見欄への注意書き付記、A『日本図書館情報学会電子投票システムへのアクセスとその利用法』と題した青色の紙への注意書き記載をお願いいたします。

 

【回答】

本年度は、通信総会にはじめて電子投票を導入いたしました。初年度ということもあり、上記のご指摘のように郵送投票と電子投票の方法に若干齟齬がありました。来年度は今年度の結果を踏まえ、投票方法に改善を加えながら、引き続き郵送投票と電子投票の併用方式による投票を継続し、電子投票の浸透を図っていきたいと考えています。

 通信総会用はがきには(1)総会への参加、(2)議案への投票、の2つの機能があります。本来(1)は所属・氏名を明らかにした上で行うものであり、(2)は所属・氏名を明らかにせずに行うものです。主に予算上の問題から(1)と(2)を同時に行わざるをえず、通信総会用ハガキに所属・氏名記入欄が設けられています。また所属・氏名欄には、重複投票等を防止する目的もあります。

一方、電子投票では、(1)と(2)を分けて処理することが可能になりますので、本来あるべき通信総会の実施が可能です。しかしながら本年度は電子投票には所属・氏名欄が設けられていませんでした。総会への参加という点から、来年度は電子投票についても郵送投票と同様、所属・氏名欄を設けます。電子投票では郵送投票と異なり投票は1回のみ可能であり重複投票の可能性はありません。

※投票用紙に付与されている投票コードは、ランダムに並べ替えて会員に送付しており、投票者が同定されることはありません。

このように電子投票には、学会の運営費のコスト削減と通信総会における投票者の匿名性という点で、郵送投票に比べ明らかにメリットがあります。会員におかれましては、電子投票を積極的にご利用いただきますようお願いいたします。

 

(3)昨年度の決算額より低い予算額なので心配している。1割強いる会費未払い者の現状と処置を伺いたい。

 

【回答】

 2007年5月末現在、2006年度分の会費未払い者は、正会員67人、賛助会員2となっています。また会費未払い会員には以下のような形で、複数回にわたる督促を行っています。

・1年8ヶ月の間に、間隔をおいて3回督促状を出し、3回目の督促では刊行物の郵送中止と除籍可能性(3年未納の場合は除籍)を警告

・学生会員は1年間に、間隔をおいて3回督促状を出し、2回目の督促では刊行物の郵送中止と(2年未納による)除籍可能性を警告

 

(4)図書館協会の「こくばん」のように図書館業務・教員募集情報があると助かります。

【回答】

 図書館情報学分野の情報を広く会員で共有するために、学会総務委員会発行のメールマガジンで、図書館界や情報学全般に関する種々の情報を提供しています。非常勤教員の募集等に積極的にご活用ください。メールマガジンの配信希望、あるいは掲載依頼につきましては、事務局(jslis-info@slis.tsukuba.ac.jp)までご連絡ください。

 

(5)研究大会は従来、読書週間の直前に行われることが多かったようですが、今年度のように読書週間に少し間のある時期に実施していただくと、公共図書館職員も参加しやすくて結構なことだと思います。

 

(6)近代主体性のメディアの条件では,出版社版以外のバージョンがあると研究者は研究できにくいことが明かされています。電子ジャーナルをライセンス契約にして利用するようになって,もはや図書館には,正本がない時代にどんどんなっています。出版社と図書館はかつてフローとストックを分担して来たので,リポジトリにせめて出版版PDFを格納できるような運動を起こさないと科学コミュニケーションは成立しない時代が来るのではないでしょうか。

 

(7)『図書館情報学用語辞典』第3版は項目解説の執筆をさせていただきましたので心待ちにしております。何かお手伝いさせていただけることがございましたら、お声がけくださいませ。

 

(8)電子投票システムは大変良いと思います。また、電子投票が恙無く終了することを心から祈っております。

 

(9)これで投票ができれば、返信葉書が不要と節約できて良いと思います。

 

(10) 昨年は、研究大会のため遠路をご来北いただきありがとうございました。お目にかかれてうれしく存じました。今後共よろしくお願い申し上げます。皆様によろしくお伝えくださいませ。またお目にかかれますよう。

 

(11) 投稿論文数、研究発表数の増加は学会として慶賀の至り、役員各位のご努力をありがたく存じております。

 

(12) 事務局のお仕事ご苦労様です。会長はじめ幹事の方に感謝いたします。(同内容、他4名)

 

 

2007年度研究助成金の決定

 

 2007年度の研究助成金について,昨年と同様に,1件ないし2件に30万円を限度として助成するということで,5月末締切で募集したところ,10件の応募がありました。研究委員会において,下に説明するような手順で審査した結果,次の1件に29万5千円を助成することに決定しました。

 

研究代表者:寺井仁(名古屋大学附属図書館研究開発室)

 研究題目:プランニングが情報探索プロセスに及ぼす影響の検討

 

 審査手順は基本的に昨年のやり方を踏襲しています。あらかじめ評価基準を定め,委員長を除く研究委員6名が基準に従って採点した結果を合計して,一定基準以上で,得点の高い順に上位1件ないし2件(得点が近い場合)を助成対象とすることにしました。評価は,申請者が特定されないよう,氏名等個人が特定される情報を伏せて,申請者名を知りうる立場にある委員長を外して行いました。

 評価基準は科学研究費に準拠して,(1)研究目的の明確さ,(2)研究の独創性,(3)遂行可能性,(4)成果の公表可能性,(5)申請金額の妥当性,(6)研究組織の適切性,の6点を参考に,5段階で総合点をつけました。総合点の評価にいたった理由も明記することにしました。総合点の平均が3点以上を助成対象の最低基準としました。

 今回、寺井さんは総合点の平均が最も高く,第2位の方との間に差があったため、お一人への助成を行うこととしました。

 

 

各委員会・事務局から

 

2008年度研究大会の開催校

 

 2008年度日本図書館情報学会研究大会開催を帝塚山大学(奈良県奈良市)に お引き受けいただきました。20081115日(土)16日(日)に開催予定です。

 

ワークショップ開催のお知らせ

 

 科学研究費による共同研究「エビデンスベーストアプローチによる図書館情報学研究の確立」第6回ワークショップ「調査手法としてのフォーカス・グループ・インタビューの理論と実際」を2007929日(土)15:0017:00,慶應義塾大学で開催します。詳しくは,

http://www.kaken-evidence.jp/workshop/6.html を参照して下さい。


『日本図書館情報学会誌』投稿募集

 

 投稿はいつでも受け付けております。会員の皆様,どうぞ,ふるってご投稿ください。投稿規程ならびに執筆要綱は,本学会のホームページもしくは第522号(20066月号)を,ご確認願います。投稿原稿の審査手続ならびに関連文書は,第523号(20069月号)を,ご参照ください。また,論文投稿にあたってのチェックリストを,第531号(20073月号)に掲載しましたので,ご活用願います。

  投稿原稿の送付先・連絡先は下記の通りです。

 

   〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25

     青山学院大学文学部 小田光宏方

     日本図書館情報学会編集委員会

      Email: m-oda@cl.aoyama.ac.jp

 

会報No.126の訂正

 

6月号会報p.15に以下のような文書を掲載いたしました。

役員選挙に関わる会員情報の公開について

 役員選挙のための名簿に関して、所属の非公開を希望される方は、7月10日までに事務局(jslis-info@slis.tsukuba.ac.jp)にご連絡ください。なお入会時に所属非公開を選択された方は、氏名のみの掲載となります。

 

上記文書の末尾「なお入会時に所属非公開を選択された方は、氏名のみの掲載となります」は誤りでした。本学会では入会時に氏名と所属を公開することとなっており、入会時に所属の非公開を選択することはできません。お詫び申し上げます。

 

図書館による個人を通じた学会誌入手

 

 日本図書館情報学会は,個人の会員(会費5000円)と団体会員(会費15000円)からなり,団体会員のほとんどは図書館です。

 先頃,ある個人会員から事務局に対し,納品書の請求がありました。この会員の属する大学図書館では,「団体会員の会費が高いため」,館員に日本図書館情報学会の個人会員となってもらい,配布される会誌を図書館で受け入れて所蔵雑誌としていた疑いがあります。

 日本図書館情報学会としては,このような行為を看過することはできませんので,事実を確認することにしました。

 内外を問わず学会においては,個人会員の会費と会誌の図書館の購入価格には差があるのが普通であり,個人が会費を払って受け取っている会誌が,そのまま図書館にわたり,受入れられるということを想定しておりません。

 日本図書館情報学会は,こうした行為がなされるのを防ぐため,今後,個人会員の会費支払いに対して,機関名での領収書などの発行を中止することにいたしました。

日本図書館情報学会 常任理事会

 

メールマガジンについて

 

 図書館情報学分野の情報を広く会員で共有するために、学会発行のメールマガジンで図書館界や情報学全般に関する種々の情報を提供しています。非常勤教員の募集等に積極的にご活用ください。メールマガジンの配信希望、あるいは掲載希望につきましては、事務局(jslis-info@slis.tsukuba.ac.jp)までご連絡ください。

 

会員情報の変更について

 

学会関係郵送物の送付方法を郵送からメール便に変更しました。メール便の場合、学会事務局に転居届けをしないと学会からの郵便物が届かない可能性がありますので、転居等の情報は、必ず事務局にご連絡をお願いいたします。

住所、電話番号、所属先、メールアドレス、会員種別等の変更につきましては、学会ウェブサイトの「会員情報変更申請書」(下記URL)にご記入いただき、事務局までメールでお送りください。なお学会への論文投稿等で緊急な連絡が必要な場合、事務局にお届けの個人情報を利用してご連絡を差し上げる場合があります。

 

会員情報変更申請書:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/membership_3.html

会員情報に関する問い合わせ先:jslis-info@slis.tsukuba.ac.jp

 

事務局受領資料リスト

 

・汐崎順子『児童サービスの歴史 ─ 戦後日本の公立図書館における児童サービスの発展』創元社, 2007

・『私立大学図書館協会東地区部会研究部報告書2006年度』

※会員の皆様が図書館情報学関係の著作を刊行された際には、可能であれば事務局まで1部お送りいただければ幸いです。

 

お し ら せ

笹川科学研究助成募集

 財団法人日本科学協会から笹川科学研究助成募集(学芸員・図書館司書等が行なう研究)の案内が来ています。応募期間は10月1日から1015日までです。詳細は,下記URLをご参照ください。

http://www.jss.or.jp

 

会 員 異 動

今号の会員異動(名簿記載事項変更,新入会員)は割愛し,次号にまとめて掲載させていただきますので,ご了承くださいますようお願い申し上げます。