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日本図書館情報学会は、先年、研究委員会のもとで、いわば自己点検評価にあたる活動を行い、1998年に報告書『図書館情報学研究とその支援体制』を発表しております。
その中では、本学会の課題として、(1)高いレベルの研究成果を発表すること、(2)図書館情報学の広い範囲をカバーすることの2点があげられており、両者を同時に満たすことは難しく、まず前者、すなわち研究の高度化を目指すべきであろうとされています。
また、専門的な研究グループと共同研究の必要性も論じられています。
さらに、従来から図書館とのかかわりにおいて政策的な提言を行うべきだと言う意見もあります。
一方では、会員が学会に参加する動機や目的は様々であり、社会的な発言や提言は馴染まないという意見もございます。
多様な課題に対して徐々に合意を得つつ一つ一つを解決していくしかありません。

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